ときめきメモリアル2 MusicVideoClips サーカスで逢いましょう 1日目

+45分
随分前に購入したソフトである。調べてみたところ3年も前だった。3年もプレイしなかったのは、興味がなかったからではない。事実上ときメモ2シリーズの最終作であり、これをプレイしてしまうと、ときメモ2という作品そのものが完全に終わってしまうからだ。プレイしない限りは、いつでもときメモ2の新作ができるという状態が続く。

ただいつまでもプレイしないわけにもいかない。もう手持ちのゲームは粗方やり尽くした。最近気まぐれで買った、3本のRPGの攻略には随分時間がかかり、3Dレミングスでも一ヶ月近くかかった。さすがにこれ以上は引き延ばせない。いい加減違うゲーム機も欲しくなってきた。最後に買ったPS2から、9年もゲーム機のラインナップが変わっていない。全てのゲームを片付けてから、次の段階に進みたい。

ゲーム内容

ときメモ2の最終作とは言っても、3種類のミニゲームをクリアして、5人のビデオクリップを見るだけのゲームである。ビデオクリップだけでは映像作品としては尺不足だから、簡単なミニゲームを足してゲームソフトにしたんじゃないかと邪推したくなるくらい、簡単な内容と言える。

ストーリーは一切なし。本当に、全く、お飾りのストーリーさえ用意されていない。いきなり「誰のビデオクリップが見たいですか?」という選択肢が表示された。もうちょっと何かあるのかと思った。このゲームの主人公は本編で隠しキャラだった野咲すみれで、ゲームの案内などは全てこのキャラクターが担当する。他のキャラクターは今のところ一切喋っていない。キャラクター選択時にさえ、野咲すみれが名前を読み上げている。ひょっとして他のキャラクターは全くゲームに関わってこないのだろうか。随分と味気ない。本当にビデオクリップにちょっとゲームが付いた、という程度のものらしい。

ミニゲーム

肝心のミニゲームは、最初全く意味がわからなかった。多少操作感覚が身に付いてきても、思うように進めることができない。最初の火の輪くぐりはゴールにたどり着けなかった。ジャンプして火の輪をくぐるだけというシンプルな内容ながら、高さが微妙な火の輪はほとんど飛び越えられない。

ジャグリングに至っては、全くジャグリングが続かない。毎回必ずジャグ*1を落としてしまう。任意で個数を増やせるようだが、2個のジャグリングさえ覚束ない有様だった。さっきのゲームに続いて、どうもしっくり来ない。ここまでしっくり来ないミニゲームも珍しい。ジャグを落とすと点数がマイナスになるため、残り時間が少なくなっても0点のままだった。仕方なくジャグ2個でゆっくりジャグリングを行い、わずかに点数を取って終了した。

最後の綱渡りもご多分に漏れず、よくわからないゲームだった。頻繁に綱から落ちる。棒の偏りを補正しながら進むとだけ言えば簡単そうだが、その操作が繊細すぎる。少しでも加減を間違えば落ちてしまう。結局これも制限時間内にクリアすることができず、合計点数が足りないためにビデオクリップは見られなかった。

ミニゲームが悉くしっくり来ない。自分の下手さはともかくとして、どのミニゲームも全然楽しくない。もうちょっと直感的に楽しめるゲームにしてくれなかったものか。全てのゲームが「火の輪に当たる」「ジャグを落とす」「綱から落ちる」といった失敗を避けるゲームになっている。ペナルティのない、単純なスコアアタックやタイムアタックがあっても良かっただろうに。

2回目

クリア条件は6000点で、最初のルーレットで数百点増減する。初回プレイでは1000点ほど足りなかった。ジャグリングで300点しか取れなかったことを考えると、2回目で十分クリアできるだろう。

火の輪くぐりはライオン以外が火に当たっても自動で復帰するようなので、面倒そうな火の輪は全て無視してゴールに直行。結果4000点以上獲得した。ジャグリングは相変わらずよくわからなかったが、ジャグを3個に留めることで何とか1000点になった。うまくできないのは、ジャグを受け止める時に投げるボタンを押してしまうからだろう。受け止める時にボタンを押す必要はないのだが、キャラクターの姿勢を見ると、何か操作しないと受け取れないような気がしてしまうのである。綱渡りは初見とほぼ同じ2000点と少ししか取れなかったが、無事クリア条件は達成した。

一度見たビデオクリップは、鑑賞モードからいつでも見られるようになる。クリップ選択画面にまだ見られないスタッフロールがあったから薄々わかってはいたが、2人目のクリア条件は8000点になっていた。スタッフロールは5人クリアして見られるようになる、ということなのだろう。同じペースで点数が増えると、3人目は10000点、4人目は12000点、5人目ともなると14000点も必要になる。1種目平均4700点必要ということだ。どの種目も5000点くらいは出せるのだろうが、火の輪くぐり以外は4000点以上など出せる気がしない。

ビデオクリップを見るだけなら、一人クリアする度リセットすれば良い。だがそれは逃げだ。全然楽しくないミニゲームではあるが、一応は完全にクリアしたい。

*1:投げる物のこと