ドラゴンクエスト9 〜星空の守り人〜 25日目

+2時間57分(合計35時間22分)

ギュメイ将軍

他の2人と比べてややHPが高い。強さは以前と多分変わってない。

エルギオス

負けるつもりで挑戦。攻撃力の高さでだいたいの強さを推し量れると思うが、受けたダメージは武道家で5〜60。明らかに弱い。第1形態とはいえ、この貧弱さは何なんだ?やはり通常職でクリアできるようになっているのか。

行動パターンは忘れた。何してきたっけ?何人か死んで、ザオラルでなかなか蘇らずに苦戦したような気がする。まったくザオラルという呪文はひどい。蘇らない時は5回くらい蘇らない。当然の話、ザオラルの使い手は回復の要でもあり、ザオラルを使っていると全滅する危険が高くなる。ザオラルは失敗すると完全な無駄行動になるので、失敗が続くとイライラする。

バルボロス

完全に存在を忘れていた。名前も忘れている。バルボロスなのかバルボロイなのかバルバロイなのか。二回行動で見た目通りブレスを吐いてくるが、その頻度は少ない。普通終盤のドラゴンともなれば灼熱や凍える吹雪を吹いてくるはずだが、輝く闇の炎だかなんだか、よくわからんブレスしか吐いてこない。ダメージは全体に60前後だったか。

それより厄介なのはルカナンボミオスの効果がある闇の波動である。これで守備力が著しく落ち、何人か死んだ……ような気がする。脳がやばい。敵の行動パターンはおろか苦戦したのかどうかさえ記憶にない。それも仕方ないかも知れない。負けてないんだから。

エルギオス第2形態

バルボロス戦の手前で魔法の聖水を使い果たしていたので、今回はMPの回復はせず、負けるつもりで戦いを挑んだ。さすがに最終ボスということもあり、これまでのボスより段違いに強かった。だがこれまでのボスに比べれば、の話であり、歴代の最終ボスの中ではかなり弱い方である。

初対戦での印象は最低レベル。こちらの40前後というレベルが高すぎだとも思えない。やや高めだとは思うが、これまでのボスと何ら戦術を変えなくても戦いが成り立つ、というのは弱い証拠だろう。

ちなみにその戦術とは旅芸人が武道家を応援し、武道家は爆裂拳一辺倒。魔法使いはバイキルトかメラミか特薬草で、僧侶がベホマラーか適当に回復を担当。死者が出た場合は攻撃をやめて必死に体勢を立て直す。ここ最近のボスは常にこのパターンだった。

度々ピンチに追い込まれながらも何とか体勢を維持していたが、僧侶が麻痺させられてしまい、一気に危なくなった。僧侶が一向に回復しない状況で旅芸人が死に、残りの3人も死にかけになったため、武道家も魔法使いも攻撃せず必死に特薬草で回復。その内僧侶が回復し、ベホマラーでとりあえず危機を脱出した。

しかし旅芸人の蘇生が成功しない上に僧侶のMPが切れたため、回復手段は特薬草のみとなった。あと1ターン敵の攻撃を受ければ確実に2人は死ぬような状況だったが、既に4500ダメージ与えている。恐らく残りのHPは500。爆裂拳とメラミと攻撃で何とかなるだろうと思い、回復は一切せずに攻撃を仕掛けるという賭けに出た。それが功を奏し、エルギオスは倒れた。HPは4800だったらしい。

なかなか白熱した戦いではあったが、一度目の戦いで最終ボスを倒したのはドラクエでは初めての経験だ。拍子抜けした。最初の対戦では圧倒的な戦力を見せつけられ、しばらくレベル上げした後に倒す、というのがこれまでのパターンだった。何という手応えのなさだろう。ここで負けてもそれはそれで腹は立つわけだが、それでも最終ボスは強くあって欲しかった。

エンディング

予想通り、エルギオスが堕天使になる前まで唯一心を許していた人間の霊(ラテーナ?)がやって来て、エルギオスが元の心を取り戻す、という展開になった。船のBGMだけでなく、ストーリーまで4の焼き直しじゃないか。

魔族のピサロは元々人間を嫌っていても不思議ではないし、一度人間から助けたロザリーを再び人間の手で殺されたからこそ、「ああ」なったのは理解できる。エルギオスは何だ。たった一度の出来事で人間に絶望し、たった一人の人間の話で元に戻り、「私が悪かった」と謝って勝手に成仏していく。この薄っぺらさは何だろう。焼き直しというより二番煎じか。

このエピソードは、せいぜい街の一つのイベントで済まされるべきものである。だいたい4以外にも7のマーディラスでも同じようなことをやっている。話のスケールが小さい。これで世界が平和になったと言われても達成感が湧かないのだが。いっそガナサダイエルギオスを利用していた、という展開でも良かったのではないか。

エンディングの後、ストーリーが続く形でゲームが再開された。スケールの小さいシナリオ。パッとしない最終ボス。エンディング後も物語が続き、しかも物語が最後まで完結することはない。この3つの点でアークザラッドジェネレーションを思い出した。

イザヤールが登場してからの展開は面白かったのだが、これから盛り上がるのだろうなと思ったところで物語が収束に向かったから、肩透かしを食らった気分だ。

DQ9にとってストーリーはオマケに過ぎず、本筋は終わることのないアイテム収集とキャラ育成にあったらしい。つまり時間潰しゲーム以外の何物でもなかったということ。ネットゲーになったDQ10はよりその性質が強くなり、ストーリーは完全にただのオマケと化すのだろう。

まだ登場していないボスが山ほどいるだろうから、しばらくは宝の地図やクエストの攻略を進めていきたい。プレイ時間を考えても、ここからが本当の戦いといえるのだろう。どれだけやりこめるかではなく、いつまで飽きずに続けられるか、の戦いである。

頭が悪いし、中毒性が高くなるように作ってあるのだろうから、200時間くらいは耐えられるかも知れない。とりあえずの目標は前所持者のデータを超えることか。