お絵描きセットを使い切る608

(不明)
f:id:Uuu:20210930111901j:plain:w500

さんまの番組を久々に見ると、延々とハゲ差別で非常に気分が悪くなり、チャンネルを変えた。同性愛差別はだんだん厳しくなってきている。日本ではまだ緩いとはいえ、やりづらくはなってきていると差別者側も感じているだろう。

ところがハゲ、貧乏などはまだ無法地帯であり、実にナチュラルに差別が行われている。芸人は「ハゲ全体をバカにしているわけではなく、隠そうとしている芸人を笑っているだけ」と言い逃れでもするつもりだろうか。実に貧弱な理論武装だ。隠すも隠さぬも本人の自由だ。放射線治療の副作用で髪が抜け落ちた10代少女に対して「いやハゲとるやないか」と言って頭を小突いてるのと何も変わらない。

さんまのような旧世代の芸人が容姿で笑いを取っているならともかく、さんまはむしろ傍観者で、ハゲ差別を展開していたのは若手芸人の方である。ハゲが自分から自虐ネタとして言うのと、「こいつハゲてるんですよ」と他人が非難するのとでは全く意味合いが異なる。お笑いから差別を撤廃する事は極めて難しい。理想は悲観的な事実を笑ってやり過ごすという事だが、他人のハゲを指摘して笑う事にそういう要素はない。