今週も間延びしているドラゴンボールZ #259

ピッコロが評する「どこかくだらない戦い」が続く。鳥山神はこういう話を描きたいと思いながらも、我慢してシリアスな戦いを描いていたのかも知れない。大人になってもこんな感じのコメディ強めのバトルが多ければ、人気は徐々に落ちていったのではないかと思う。漫画家は自分の描きたい話を描くのが一番いいとは限らない。バトル漫画を描きたかった漫画家がちょいエロ漫画を描いたら神と謳われるようになった例もあるし、硬派な戦争漫画を描きたかった漫画家が不良警察のギャグマンガを描くようになったら、40年続いたという事もある。描きたくないものを描くべきだ。多分。

精神と時の部屋から出られないと知ったブウは愕然とする。だがブウが破壊行為を続ければやがてはそうなる。ドラゴンボール超によれば、人間の住む惑星は28個「も」あるそうだから、1年に1個でも28年後には人類が絶滅する。「お前が破壊を続ければどのみちこの世界のようになってしまうんだ」と言えば説得できるんじゃないか。