今週もひどいドラゴンボールGT #61(2周目)

フュージョンで時間切れという展開は原作でもやっているのにまだやった挙句、敵前で喧嘩。脚本家が油断しきってる。すっごいナチュラルにおしっこちびってそう。病気とかじゃなく、油断し過ぎだから。あのドラゴンボールの続編を描かなければならないと思ったら、ベテラン脚本家でも胃どころか体中に穴が開くくらいのストレスになりそうなものだが、そんな気負いは感じない。のびのび描いているように感じる。そうでなければ、こんなつまらない作品を描くまい。むしろ考えに考えた結果、こうなったのか?

超サイヤ人4の悟空のキャラがブレブレなのではないか?一人称がオレである事から、金髪状態よりもより硬派なキャラクターかと思えば、最近はお調子者の要素が強調され過ぎている。一星龍も同じだ。「じゃねえか」といったようなチンピラ口調になる事が多くなっている。今度は「やっぱりお前から殺そうっと」。はいブレた。小刻みに揺れてる。一貫してブレてるから逆にブレてないというのは頓智であり詭弁である。

フュージョン後は1時間再び変身できないというルールをすっかり忘れ、ダメージがどうこうという理由にすり替わっていた。一星龍は得意がって「フュージョンにばかり集中していたせいでオレの攻撃を受け過ぎたようだな」などとほざいている。攻撃を浴びせ過ぎても全然殺せていない事を反省すべきだ。一個足りないとはいえ、ドラゴンボールを飲み込んでパワーアップしたはずなのに、いっくらボッコスコ殴っても全然死なない。

HPがバグってるんじゃないか。これはワンピースにも言える。主人公サイドと敵のクリーンヒット数を比べると、恐らく敵の方が数倍多い。それでも主人公サイドは全く倒れず、敵は格段に少ないヒット数で倒される。ゲームの場合主人公のHPが3ケタで敵のHPが5ケタくらいという事があるが、バトル漫画の場合それが逆になる。ただしこれはアニメの話である。原作のドラゴンボールはダメージという概念をしっかり考えて話が作られている。消耗した悟空はタンバリンを倒せないしセルジュニアも倒せない。フュージョンが解除されたトランテンがブウの攻撃にダラダラ耐えるなんてシーンもない。