今週も叩かずにはいられないドラゴンボール超 #103

あからさまにピッコロが17号に使ったのと同じような技を、悟空の対戦相手が使用。17号が割って入り、バリアで防ぐ。これを物理用語で「焼き直し」といい、経済用語で「二番煎じ」、歌舞伎用語で「使い回し」といいます。バリア便利過ぎねえ?原作においてバリアは破られた事のない防御技だった。「何で肝心な時に使わんの?」という疑問には原作では答えていない。原作では破壊されていないからといって、超でバリアが破壊されても文句は一切ない。破壊できない方が理不尽だ。なんだバリアって、そもそも。ただ壊すにしても説得力は必要だ。
何故第2宇宙にヤードラット星人がいるのか?対をなすのは第6宇宙だけじゃねえのけ?特殊能力を用いて色々な宇宙を渡り歩いている可能性もないではないが、どうも引っかかる。設定を何度も変えていると、作品に対する信頼そのものが崩れる。だから「何かしっかりした理由があるんだ」とは思えない。「ええ〜っとぉ、だってぇ、原作に出て来る宇宙人はおいしいネタだからぁ、色んな宇宙で出した方が面白いかなって思ってぇ」という確信的幼児退行ではないかと疑う。

いつの間にか激減していた第10宇宙の残り2選手が悟飯とピッコロと戦い、さして苦戦もせずピッコロが一人を撃破、息切れしながらも悟飯が撃破した。息切れは体力消耗の合図だが、多分なかった事になっているのだろう。体力の消耗がどうこう言った以上は、各選手がどの程度エネルギーを使ったのか考えながら話を作ってもらいたいが、そんな事はしていないと思う。一戦ごとに体力が全快するシステムに違いない。48分という成長も回復も望めない時間設定をした意味が全くない。
第10宇宙も消滅。第7宇宙は人間レベルとやらが下から2番目以下という話だったが、恐らく上位であろう変な服を着た集団よりも脱落数が少ない。修行して劇的にパワーアップしたわけでもあるまいし、なんかよーわからん設定やね。人間レベルが何なのかの説明がないから、強さと比例するとも限らないし、「第7宇宙から下から二番目だったとはー!」とか「人間レベルの高い宇宙と戦わなければならないのかー!」とは思わない。
そして相変わらず脱落も登場もしない地球人ども。いてるだけや。賑やかしか?強者だけが残る場にいちゃだめだろ。序盤に適度に活躍して適度に消えて行けよ。他の雑魚も頑張ってるのに。それは何か、悟空や17号を適度に出さないと数字が下がるから、地球人メインの話を続けられないという大人の事情か?続ける以前に出て来てもない。本当にいるの?裏番組に出てるから出られんの?