今週も不安なドラゴンボール超 #34

オレに勝機はあるかと聞くピッコロに、ないと断言する悟空。最終形態のまま戦うのか、少しは手加減したらどうだとフロストに頼むピッコロ。ギニューに惨敗したバランス通り且つ、原作におけるピッコロの微妙な立ち位置通りのセリフで安堵するも、それでも何故か逃げ続けるピッコロをフロストは一気に倒せない。ギニュー以下とフリーザもどき最終形態の実力差なら、簡単に追いついてしっぺくらいで倒せるんじゃないか。

わざと足を撃たれ、フロストが油断したところでゴムゴムの亀甲縛りでぐるぐる巻きにして拘束し、魔貫なんとかでトドメを刺そうとするピッコロ。よくわからん知能バトルだ。わざと撃たれて油断させるって、油断しなかったらどうするんだろうな。知能っていうか、博打やね。フロストは拘束をふりほどけず、魔貫を直撃していれば負けていたという。よくわからんパワーバランスだが、バランスがないと確信した以上何も言うまい。言ってんじゃん。

フロストは体に仕込んでいた睡眠針を使い、悟空同様ピッコロにも勝利した。二つの宇宙を代表する戦士による戦いにおいて、片や睡眠針を使う選手と、片やそれに負けて卑怯だと罵る選手達。何てスケールの小さい戦いだ。普通の格闘漫画ならともかく、ドラゴンボールぞこれ。

リクームは言った。「どんどん卑怯な手を使っていいからね」と。ドラゴンボールは是非その精神でやって欲しい。睡眠針如きで反則だの卑怯だのと喚くスポーツアニメに成り下がって欲しくない。