今週も不安なドラゴンボール超 #29

地球の存亡を賭けているとはいえ、お互い合意の上での試合というのは、なんとも穏やかな話だ。もっと血生臭くしてくれ。いや、今のドラゴンボールは変に殺伐とさせるよりは、ぬるい雰囲気の方が良いのだろうか。どちらに転んでもあまり変わらんか。

パシータがドラゴンボールを集めた褒美としてブルマにキスをされていた。戸惑ってはいたが、頬を赤らめなくて本当に良かった。子供産んどいてそんなんないだろ。良かった。ホッとした。

スーパードラゴンボールの在処をシェンロンに聞いても、他の宇宙にあるものの在処などわからないという。わからないのは別にいいのだが、シェンロンを情報源として使う事に違和感がある。ゴッド化の方法を聞くことにしてもそうだ。どんな願い事も叶えると謳っているのだから、聞くのも間違いではない。原作でもドクターゲロの居場所はシェンロンに聞けばいいと提案されたことはある(占いババに聞けばいいとは思うが)。

だが何か、違う。結果が形として現れない。人造人間を人間に戻す、死者を生き返らせる、ギャルのパンティといったものは、はっきりと変化が起きている。ところが「聞く」というのは、シェンロンから情報が伝えられるだけだ。うまく言葉にはできないが、願い事とするには物足りない。

地球の交換やおいしいものが食べたいというのは、ケンカをする口実に過ぎないというビルスの説明は納得がいった。宇宙を巻き込んで退屈しのぎをするのは、如何にも破壊神らしい。