新ジャングルの王者ターちゃん戦闘力考察 081〜100

[081]サモハン 対 ターちゃんとの対戦志願者

「ターちゃんと戦いたい祭」の参加者を全員倒したサモハンは、チャンピオン級の実力があると言って良いだろう。参加者の多くはプロと明言されている。ハンターの討伐への同行を許されなかった点を考慮すると、リサ・コーガン以下と言えるかも知れない。プロボクサーに負けていた初期ペドロよりは強い。

[082]ターちゃん 対 アペデマス(不完全)

目覚めたばかりのアペデマスは戦闘能力が十分ではなく、ターちゃんに惨敗した。一撃は与えているが、ターちゃんには戦う動機が大してなかった。この時予知能力があったかどうかは定かではないが、あったとするならむしろ身体能力の評価は落ちる。手刀で岩を豆腐のように斬っている。この時点で、人体を切り裂ける者達と同等以上の力はあるといっていい。

[083]アペデマス 対 1000人以上のハンター

アペデマスが無傷でハンターを皆殺しにしている。この時には間違いなく予知能力があったと考えられる。数人のハンター相手に時折負傷しているターちゃんが、1000人のハンターを相手にしてアペデマスと同じ事ができるかといえば難しいと思うが、予知能力があるために身体能力の比較にはならない。

またターちゃんが負傷するのは、ハンターといえど殺せない、つまり本気を出せないという事情もある。実際アペデマス戦後に数十人のハンター相手に戦った時、ターちゃんは何度も銃弾を食らっていた。ハンターの同士討ちを起こさないように注意を払いながら、一人一人殺さずに気絶させる程度に留めなければならないのだから、負傷もやむを得ないだろう。ただ作中で、「殺さないように加減しているから負傷している」と説明されたわけではない。

[084]アペデマス 対 ペドロ

アペデマスの一撃をまともに食らって吹き飛んだペドロだが、吹き飛ばされる間に着替えるという余裕を見せた。小手調べの一発とはいえ、実力差が大きければ無事では済まなかったはずだ。それこそマイケルやダマラの時のように気絶していたとしても不思議ではない。ターちゃんとの戦いではあっさり負けたように見えても、やはり強くなっているということか。

アペデマスはペドロの猛攻を全て回避し、背後からの絞め技で気絶させるという流れは、トーナメントでのターちゃん戦と全く同じ。攻撃がかすっているという点まで似通っている。つまり同じ事はクローン編のターちゃんでも可能だということだ。

[085]アペデマス 対 ターちゃん

ペドロを倒され、怒った状態でのターちゃんのパンチを食らいながらも、遠ざかろうとするターちゃんの頭を掴んだ。予知能力を抜きにしても、この時点ではアペデマスが上回っているということだろう。

[086]ターちゃん 対 ルナ

ペドロによると、ルナはなかなかの使い手で、ターちゃんはけっこーマジによけているという。なかなか面倒な評価である。真剣を持った使い手といえば、レーアやペドロが偶然勝った西派拳の拳士などがいる。彼等との優劣は妄想にしかならないが、パワーアップしているターちゃんを少しでも真剣にさせるのであれば、少なくとも初期ペドロと相討ちになりかけた相手よりは強いかも知れない。年齢的なことを考えると、成熟した剣士であろうレーアよりは下か。

[087]ターちゃん 対 アグニ(不完全)

アペデマスにナパを殺され、激高したターちゃんは瞬く間にアグニを戦闘不能に追いやった。

[088]ターちゃん 対 アグニ

完全体になったアグニはパワーが2.3、スピードが3.7アップしたという。単位が不明なため何の参考にもならない。仮に倍だとしても、特に考察には影響を与えない。戦闘力数の概念もない作品において、戦闘能力が2倍とか10倍とか言われても、全く意味がわからないからだ。数値を設定するにしても、この倍率は当てはめない。きっと破綻するから。

死んだはずのナパから炎が幻惑であるというメッセージを受けとったターちゃんは、実体の炎を食らうことなく勝利した。アグニの戦術は気の攻撃しかないようで、王キの強化版といったところだろうか。

[089]メロエ 対 ヴァーユ(不完全)

同じ風の使い手同士の戦いで、完全体になっているメロエにヴァーユは勝てなかった。ヴァーユも完全体ならば負けないという。

[090]アペデマス 対 ターちゃん

ここからアペデマスは、ナパから奪ったなでしこの剣を使うようになっている。予知能力によりターちゃんの攻撃が一度も成功することなく、勝負は中断される。

[091]アペデマス 対 ヴァーユ

完全体となったヴァーユも、アペデマスの修行相手としては実力が足りなかった。ただヴァーユは風の力は全く使っていない。梁が勁を使わないようなもので、アペデマスが有利なのも当然と言える。

[092]アペデマス 対 ヴァーユ

今度は修行ではなく殺し合いとなった。アペデマスは雷も予知して回避。なでしこの剣を投げつけ重傷を負わせた。普通に考えれば雷など避けられるはずはなく、予知や遠距離攻撃手段を持たない者は全員ヴァーユに負けることになるが、漫画の光速は「割と速い」程度に過ぎないことが多いので、雷もその程度と考えたい。

[093]ターちゃん 対 アペデマス

アペデマスは、ターちゃんとの戦闘時には半分も目覚めていなかったという筋力をトレーニングによって完全な状態にしていた。それでも攻めきれなかったのは、獣人化を警戒していたにしても、うんこひり3回目のクローンほどの圧倒的な力は感じられない。

ターちゃんは動物からパワーを貰ったことで、0.3秒ほどのスピードアップを果たし、アペデマスが見られる予知能力の限界を突破。アペデマスはターちゃんの動きに全く対応できなくなった。この「0.3秒のスピードアップ」も意味不明だ。ちなみにマイケルのパンチスピードの限界は0.005秒である。

これまでのターちゃんは、自分の中にある動物パワーを引き出したり、天寿を全うした動物達からパワーを貰ったりしたことはあっても、生きた動物達から直接パワーを貰ったことはない。もっこり具合を見ても、今回はクローン戦以上にパワーを貰っているように感じる。ただニキビや鼻血は出ていない。

アペデマスはヴァーユの生命エネルギーを取り込んだことでパワーアップしたというが、ターちゃんがそれ以上にパワーアップしたため、どの程度強くなったのか一切わからない。言っているだけのような気もする。

[094]宮毘羅 対 趙

李功の勁を軽くいなした宮毘羅大将相手に多少なりとも戦えた趙は、李功より強い。バトルスーツも破壊しているから、スーツを簡単には壊していないターちゃん達と比べて圧倒的に弱いというわけではなさそうだ。12歳で高い実力を持っていたことを考えると、4年経った今は、トーナメント当時の梁を上回る力でも全く不思議ではない。

[095]梁 対 宮毘羅

一発で倒すほどの実力差はないが、特に苦戦することなく倒している。バトルスーツが既に破壊されていたことも、楽に勝てた大きい要因であったと言える。気の容量不足は相変わらずで、この一戦で既に大部分の気を使ってしまっている。

[096]真達羅 対 梁

気がほとんど残っていなかった梁は防戦一方で、攻撃を一度当てるのがやっとだった。

[097]ターちゃん、梁 対 真達羅

ターちゃんが鎧を破壊し、梁が百歩神拳でとどめを刺した。ターちゃんは攻撃を一度も食らっていない。百歩神拳がなくとも十分勝てていただろう。梁とのコンビネーションによって4倍以上の力を発揮しているというが、この手の倍率を鵜呑みにしてもろくなことにはならない。

[098]ターちゃん 対 伐折羅

梁の協力を受けず一人で倒す。「ちびっと押された」というが、実力差は明白だろう。梁から見て、ターちゃんは以前より一段と強くなっているという。クローン編以後、動物からパワーを貰う以外は顕著なパワーアップ描写はなく、せいぜいアペデマス戦に向けての自主トレ程度である。それでも一段と強くなっているとするなら、やはり少年漫画の主人公らしく、一戦する度強くなっていると解釈するのが妥当であると言える。しかしターちゃんは毎シリーズで常に最強であるため比較対象がなく、少しずつ強くなっているにしてもその度合いは一切わからない。

[099]末イ爾羅 対 ペドロ

パンチでバトルスーツの顔面部分を破壊している。攻撃を一度も食らわず一方的に攻撃を続けていたが、蜘蛛の糸で拘束される。特殊能力を除いた戦闘能力では上だろう。それを言うと、趙もハエの特殊能力によって片腕を奪われ、体液で火傷しているから、純粋な戦闘能力では負けていたとは言い切れなくなる。

[100]ターちゃん 対 末イ爾羅

迷いを断ち、どんぐりでパワー満タンとなったターちゃんにとっては、十二神将はもはや敵ではなかった。もっとも、元々それほど苦戦はしていなかった。