新ジャングルの王者ターちゃん戦闘力考察 コーガン編

  1. ターちゃん
  2. アポロニア仮面
  3. リック(改造人間)
  4. ロド・ソドム
  5. マイケル・コーガン
  6. マット・コーガン
  7. ペドロ
  8. まっててコイサンマン
  9. リサ・コーガン
  10. フランコ・アンダーソン
  11. 本戦出場者
  12. 予選出場者

試合の結果や登場人物による分析などから、ある程度明らかになっている。ターちゃんが最も強いのは当然として、その次は当然アポロニア仮面が来る。梁とマットは一勝一敗で総合力は大差なし。一応二戦目に勝った梁を上に置く。マットより強いマイケルは当然その上となり、同じ遺伝子を持ちながらも過酷な環境で育ったロドはマイケルの上だが、さほど差はないだろう。

問題なのは改造人間だ。ヴァンパイア編以降雑魚化する改造人間だが、このシリーズでは梁の攻撃が一切通じていない。ただ改造人間が反撃に出る前に自滅したため、挌闘技術などがわからずじまいだった。アポロニア仮面を見る限りパワーだけでなくスピードも上がっているようだから、元が並の格闘家であろうと弱いことにはならない。梁最大の奥義である百歩神拳が通じていないのだから、やはり少なくとも梁以上と考えるべきか。

ミスターQは「今のMAXにはロドに1Rで勝てる選手が山ほどいる」と発言している。それを鵜呑みにするなら、量産雑魚にしか見えない改造人間が、アポロニア仮面の次に来ることになる。受け入れがたいものはあるが、この発言に逆らうほどの描写はない。ロドやマイケルは改造人間と全く戦っていないし、唯一戦った梁も一方的に攻撃しただけで、改造人間が反撃する前に勝負が終わっている。ここはミスターQの言うことに従い、改造人間はコーガン・ファミリーの超人達より強いと考える。

西派トーナメントでの立ち位置がほぼ同じだったペドロとアナベベは、今回のシリーズで完全に逆転したはずだ。なにしろアナベベは、再びファイティングスピリットを失っている。守りに入ったアナベベが如何に弱いかは、西派トーナメントで明らかだ。

リサはチャンピオン級の選手を一撃で倒しているが、梁との稽古やロドとの試合を見る限り、超人と言えるほどの実力はなさそうだ。ペドロやアナベベより弱いと断言できるような描写はない。体力ではペドロをも上回っている。それでもリサを彼等の下にするのは、男尊女卑と言われても反論はできない。強いて性別以上の理由を挙げるなら、リサのキックに対して、ターちゃんは「ロドなら目をつむってでも避けられるはず」と思っていることだ。いくらペドロがまだまだ弱いとはいえ、そんな酷評はされないように思う。根拠はない。

合成

王キ以下

ターちゃんは西派トーナメントでは前貼りにより実力が低下し、コーガン編では都会の生活によって実力が低下している。どちらのマイナスが大きいのかわからないから、ひとまず環境によって実力が左右しないであろう梁を基準に考える。梁はアフリカでマットに完敗し、アメリカでは勝っているとはいっても、正体を隠した騙し討ちで、逃げ場のない狭いリングで百歩神拳を使っている。必ずしも優劣が逆転したとは言い難い。いずれにせよアフリカで完敗した事実は覆らない。したがって梁の下の王キ以下は、マットの下となる。

ペドロ

少しずつ成長はしているはずだが、前シリーズから顕著な変化は見られない。マイケルにもアポロニア仮面にも惨敗している。梁はペドロが苦戦するであろう相手として、アナベベも挙げている。だがアナベベは再び人生守りに入った状態で、西派トーナメントの時より弱体化しているはずだ。ペドロは苦戦するとしても負けることはなさそうだ。王キ〜ちゃんちゃこりんマンをペドロ(コーガン編)の上に置く。

リサ

下位で残っているのはリサ、フランコ、本選出場者と予選出場者。フランコはトーナメントによくいる量産型のチャンピオンでしかなく、他の出場者も同様だから、格闘家達の中に入れておく。リサはチャンピオン級の相手を一撃で倒す実力がある。車を持ち上げる腕力、ペドロを超える持久力もあり、アマチャンピオンを一撃で倒したユンケル編のペドロに比べて何ら遜色はないから、当然それと同列か上になる。

ペドロの上は勁使いのグループに入ってしまう。アナベベやペドロも、チャンピオン級を倒す実力がありながら勁使いに苦戦したことを考えると、せいぜいそれと同列か下くらいではないかと思う。リサが西派トーナメントに参戦し、1回戦2回戦の対戦相手をボコボコ殴る姿は想像しづらい。強さ考察の肝は結局「想像できるかどうか」というところに尽きる。所詮根拠など乏しい。

前貼り問題

この時点で一人だけ宙に浮いている者がいる。劉宝である。このシリーズまでに、ターちゃんが最も苦戦したのは劉宝で間違いない。マイケルには一度も攻撃を浴びていないし、アポロニア仮面との戦いでも、麻酔や芝居といった卑劣な手を使われるまでは、圧倒的に優勢だった。一方劉宝とは最初から互角の戦いだった。だが劉宝戦では前貼りによって実力が低下し、コーガン編では都会での生活によって実力が低下している。

マイケル戦では100%全開(のはず)とヂェーンがお墨付きを与え、ロドもターちゃんの強さに驚愕している。その翌日くらいに起こったアポロニア仮面とのビル上での戦いでは敗北し、負けた理由として「最近調子が悪いんだよ」と訴えている。ロドほど手酷くやられていなかったから、調子が悪くともロド以上の実力であることがわかる。更にその後の試合では、「あんなパンチ今のおれでも避けられる」と満身創痍のロドが発言している。1日程度でロド以上からロド以下にまで実力が落ちているらしい。

「最近調子が悪い」の「最近」にはマイケル戦が含まれているとも考えられるが、ここはヂェーンのお墨付きを信用し、マイケル戦では間違いなく100%だったと考えたい。だからターちゃんは、コーガン編では強さが3段階に変化した事になる。マイケル戦や決勝戦での100%時、ビルの屋上で戦った時の不調時、ロドに避けられると評された絶不調時の3段階だ。

西派トーナメント編では、ヂェーンは「中国に来てから動きがにぶいと思っていた」と発言している。ヂェーンから見てもわかるほど動きがにぶいのだから、かなり実力が低下しているのだろう。「100%全開のはず」と「動きがにぶい」では、前者の方が高い実力を発揮したのは間違いない。100%の実力を発揮すればアポロニア仮面すら敵ではないのだから、マイケルを圧倒するのも当然だ。

問題は前貼りをしたターちゃん相手なら、マイケルは互角に持ち込めるのか?ということだ。あの圧倒的な試合を見ると、動きがにぶくなった程度で互角にまでなるとは思えないのだが、絶不調時には重傷のロドですら避けられると言っている。重傷のロドでも避けられるのなら、万全時のロドなら勝てても不思議ではない。マイケルでも同じ事だ。前貼りのマイナスと絶不調時のマイナスでは、さすがに前貼りのマイナスの方が小さいのではないかと思う。絶不調時には睡眠不足や軟便に悩まされ、日常生活にすら支障を来している。

ここは強引に、前貼りによるマイナスは、コーガン編の不調時と同じだと決定する。つまり前貼り時でもロド以上の実力があり、そのターちゃんとほぼ互角だった劉宝はロドより強く、アポロニア仮面より弱い事になる。これでは劉宝と梁は極めて大きな差が開いていることになってしまうが、実際この時の梁が前貼りか不調時のターちゃんを血塗れにできるとも思えず、またこの先梁は10倍強くなってやっとターちゃんと肩を並べるようになったのだから、これでも問題はないはずだ。

リック

アポロニア仮面とリックは、同じ改造人間でも実力には大きな隔たりがあるが、リックは梁の攻撃を受け付けなかった防御力を評価し、劉宝の上にしておく。こうすると、現段階で改造人間に勝てるのはターちゃんだけとなる。普通の人間は改造人間の壁を越えることはできず、改造以外ではヴァンパイア化するしか勝つ方法はないということだ。そのくらいのバランスで丁度良いのではなかろうか。

  1. ターちゃん
  2. アポロニア仮面
  3. リック(改造人間)

========改造人間以上========

  1. 劉宝
  2. ロド・ソドム
  3. マイケル・コーガン
  4. 梁、マット・コーガン
  5. 王キ
  6. 李功
  7. カシオ
  8. アークツルス
  9. 胡文老師
  10. 黒龍拳次鋒、黒龍化勁使い
  11. ゼブラちゃんちゃこりんマン
  12. ペドロ(コーガン編)
  13. アナベベ(西派)、ペドロ(西派)
  14. カノーブス プロキオン
  15. 黒龍拳の刺客
  16. 準決勝出場:アナベベの対戦相手
  17. 3回戦:青掛拳先鋒〜副将
  18. 略奪者(巨漢)
  19. 2回戦:赤羅漢拳
  20. 1回戦敗退:紫陽拳、黄しょう拳
  21. まっててコイサンマン
  22. ペドロ(西派初期)、アナベベ(西派初期)
  23. リサ・コーガン
  24. ペドロ・カズマイヤー(ユ)
  25. 補欠レベル:白華拳補欠

========一般のプロ格闘家以上========

  1. プロ、アマ格闘家(フランコ・アンダーソン、チェコス・ブーニン、ナパキャット・ワンタン、リオ・サントス、ラリー・スコット、バックス・ベイカー、ピーター、ジャンポール・ベルモンテ、順不同)
  2. 本戦出場者
  3. 予選出場者(順不同)
  4. ペドロ・カズマイヤー(1)