新ジャングルの王者ターちゃん戦闘力考察 西派トーナメント編

  1. ターちゃん
  2. 劉宝
  3. 王キ
  4. 李功
  5. 胡文老師
  6. 黒龍拳次鋒、黒龍化勁使い
  7. アナベベ、ペドロ
  8. 黒龍拳の刺客
  9. 準決勝出場:アナベベの対戦相手
  10. 3回戦:青掛拳先鋒〜副将
  11. 2回戦:赤羅漢拳
  12. 1回戦敗退:紫陽拳、黄しょう拳
  13. ペドロ(初期)、アナベベ(初期)
  14. 補欠レベル:白華拳補欠

3回戦や準決勝をほぼ一人で勝ったアナベベやペドロは、西派拳全体の上位20人には入る実力であろう。黒龍拳の先鋒や次鋒の下にはしたが、さほど差があるとは思わない。ただ劉宝らトップクラスのメンバーとは圧倒的な差がある。

ターちゃんとの試合内容を見れば、劉宝が王キを上回っているのは明らかだ。前貼りの違いも無視できないが、劉宝との試合を観戦していた王キが、冷や汗をかいていた点は見逃せない。

消耗した梁にも危うく敗れそうになっていた李功が、万全な状態の梁より弱いのは間違いない。趙についても、「気の強さでは李功が上」と限定的に評価されているから、総合力では趙が上としても良いだろう。

かつては全身に傷を負いながらかろうじて王キに勝った梁だが、10年経った今では実力差は逆転していると思われる。王キは肉体的なピークは過ぎ、一方の梁は26歳と肉体的には充実している時期で、16歳だった頃より技に磨きがかかっているはずだ。劉宝に勝った選手を射殺する計画を立てていたのも、梁との直接勝負を避けたかったからではないだろうか。

王キと趙ではまだ王キを上としたい。これといった判断材料はないが、趙も年齢的にまだまだ発展途上で、10年前の梁以上の強さということでもない限り、王キに勝つのはまだ難しいのではないだろうか。劉宝と梁の実力差もどうにも判断できない。ターちゃんの前貼りによるマイナスがどの程度なのか、全くわからないからだ。次のシリーズで、梁はターちゃんに劣るマイケルに劣るマットとライバル関係にあったと言って良く、実のところターちゃんとの実力差は大きいものだった。

梁が劉宝より強いとすれば、前貼りをしたターちゃんには勝ててしまうことになる。いくら本来の動きができなかったとはいえ、そこまで強さが落ちるものだろうか。ターちゃんはコンディションの低下するアメリカでも、マイケルに対して終始優位だった(ヂェーンがマイケル戦の時は100%全開のはずと言っているが)。そのことから考えても、梁は良くても劉宝とせいぜい互角か。ターちゃんと劉宝の試合を見て青ざめていたところを考えると、むしろ下でもおかしくない。あれは勝負の壮絶さに息を呑んだのであって、それで梁は二人より弱いと判断するのは強引ではある。

華拳黒龍拳以外の出場者は、ターちゃんなどの強者にあっさりやられるか、アナベベとペドロに負けるかの2パターンしかなく、強さの考察が難しい。単純にトーナメントを勝ち進んだ回数により強さを決める。天才と評された胡文老師は例外的に上位に置くが、さして根拠があるわけではない。格闘技術は李功を凌いでいるとしても、体力的に李功を倒すのは難しいだろう。酔拳は相手の虚を突いて強烈な攻撃を叩き込むというスタイルで、回復能力の高い李功には通じそうにない。

黒龍拳の刺客を準決勝出場チームの上に置いたのは、簡単に腕を切断できる人間は、西派拳の使い手であろうと稀少である、という勝手な決めつけによる。つまり補欠同士では白華拳より黒龍拳の方が数段優れていることになってしまう。

アナベベは黒龍拳の李功と劉宝を見てふるえたという。ユンケル帝国の戦士達には感じなかったようだから、少なくともアナベベから見ると二人はカシオよりも強いのだろう。もっともアナベベは二人がターちゃんよりたぶん強いと見立てていたから、あまり当てにはならない。さらにカシオ(肥大後)やアークツルスとは間近で接したわけではない。

合成

アナベベがバイオ戦士には感じなかった「ふるえ」を李功と劉宝には感じた事から、単純に李功以上はカシオより上とする。カシオは筋力だけなら現段階で最強だろうが、スピードやテクニックが不足しているようだから、西派拳の拳士も勁を駆使すれば十分傷つけられるのではないだろうか。

アークツルスはターちゃんに強敵と言わせた戦士であり、一瞬で気絶させた胡文老師よりは強そうだ。ファイティングスピリットを取り戻したアナベベはゼブラちゃんちゃこりんマンとほぼ同じ位置と言える。取り戻したのは一戦だけという考え方もできるが、準決勝を5人抜きという活躍振りから考えても、全盛期に近い強さであると思いたい。

バイオ戦士の下に西派トーナメントの出場者達が入る。カノーブスやプロキオンをアナベベ以下とはしたが、さほど差があるとは思わない。すると必然的に、アナベベに負けた準決勝出場レベル以下の者達はこの位置に来る。

略奪者が3回戦クラスと2回戦クラスの間に入る根拠は特にない。強いて言うなら、2回戦でのターちゃんの楽勝ぶりを見ると、本気しっぺを出させた略奪者は彼等よりは上なのではないか?と理由を今思いついた。

トーナメントのレベルに達していない補欠選手は、アマやプロ格闘家と大差ないということにした。もしかしたらそれ以下かも知れないが、勁という特殊能力を考慮に入れると、さすがにそこらの格闘家よりは強いはずだ。

  1. ターちゃん
  2. 劉宝、梁
  3. 王キ
  4. 李功
  5. カシオ
  6. アークツルス
  7. 胡文老師
  8. 黒龍拳次鋒、黒龍化勁使い
  9. ゼブラちゃんちゃこりんマン
  10. アナベベ(西派)、ペドロ(西派)
  11. カノーブス プロキオン
  12. 黒龍拳の刺客
  13. 準決勝出場:アナベベの対戦相手
  14. 3回戦:青掛拳先鋒〜副将
  15. 略奪者(巨漢)
  16. 2回戦:赤羅漢拳
  17. 1回戦敗退:紫陽拳、黄しょう拳
  18. ペドロ(西派初期)、アナベベ(西派初期)
  19. ペドロ・カズマイヤー(ユ)
  20. 補欠レベル:白華拳補欠
  21. プロ、アマ格闘家(チェコス・ブーニン、ナパキャット・ワンタン、リオ・サントス、ラリー・スコット、バックス・ベイカー、ピーター、ジャンポール・ベルモンテ、順不同)
  22. ペドロ・カズマイヤー(1)