駿河屋の福袋を買った 4日目

  • (9)PS2 オールスタープロレスリング2 公式攻略本〜アルティメットバウト〜(100円)

全部100円なのは、駿河屋で攻略本などの最低価格が現在100円に設定されているからであって、タイムセール時などは30円にまで下がっている例もあった。つまり25冊入っていたところで、さほど得でも何でもない。それどころか、まとめ買いで割引にならない上自分では選べない分、単純に価格でも損をしている可能性が高い。何も全て律儀に最低ランクの本でなくても良いんじゃないか。1冊2冊は、駿河屋の相場でも2,300円、あるいは5,600円級の品物を入れても罰は当たらない。それが物売りの心意気ってもんだろ。

プロレスという、またあまり興味のないジャンルだった。興味のないジャンルばかりだ。一体お前は何に興味があるんだという話だ。もっと色々なことに興味を持ってはどうか。今のところおっぱいにしか興味がない。せいぜい「たまには尻もいいよな」という程度だ。たまには競馬もいいよな。プロレスもいいよな。そうだ釣りに行こう。来週にはそばを打つぞ!というくらい色んな事に興味を持っている人が羨ましい。よしゲームするか。明日もゲームするぞ。そうだ、来週はゲームをしよう!……だから、こっちは。というほど別に毎日ゲームはしていない。

現実が題材になっているだけに、やはり現実の選手の名鑑がメインだった。これもプロレスの入門書として役に立てようと思えば立ちそうだ。多くの選手のインタビュー記事が入っている。その中の二人が鬼籍に入っているというのは、プロレス界の厳しさを物語っているのだろうか。

PS2を初めて買ってプレイした時は「なんだこのグラフィックは!ここまで進んだか!」と驚いたものだが、この本で見るゲーム画面は随分とレトロな感じだった。ファミコンスーパーファミコンと違って、ポリゴン以降は色褪せるスピードが桁違いに早い。ソフトの値段は現在品切れだが240円。ヒューマンかどっかのゲームかと思ったら、スクウェアだった。意外なもん作ってた。ヒューマン=プロレスというのはゲームセンターCX知識である。

前半のレスラー名鑑では正体不明と書かれた「白覆面」というレスラーが、後半の技名一覧では「アントニオ猪木(白覆面)」とバラされていたのが面白かった。この台無し感は嫌いじゃない。

スポーツ系揺るぎないな。こちらは現実ではなく漫画だが、読んだ事はない。何か自分の興味と合致するものが全然出て来ない。テニス漫画なのに磔にされたり超サイヤ人になったり五感を奪ったりと、相手を戦闘不能にすることが目的で、テニスをする気がないというか、まず戦闘不能にする時点でもうそれテニスじゃなくて戦闘じゃんという程度にしか知らない。

Vジャンプの攻略本で、非常にペラペラだ。何でVジャンプってこんなペラペラなん。Vジャンプはペラペラなものしかないと思っていたが、比較的ぶ厚いスーパーロボット大戦の本もVジャンプブックだった。当たり前だが女っ気が全くない。こちらが期待しているのは、要はこういうゲームの男向け版だ。ドキドキプリティリーグとかだったら大喜びだよ。調べてみるとプリティリーグの攻略本は1400円だった。絶対入ってないな。攻略本兼画集みたいなのねーの。ギャルゲーの攻略本は見た目でムック系書籍とカテゴライズされ、そっちの福袋に詰められている可能性もある。

ぶ厚い時点で良い予感はしなかった。ジャンル色々っていうのが嘘だし、嵩ましが酷いし……。あとやっぱり最低価格だし。1個は最低より上のランクが入ってるんだよな?こりゃもう無理ですわ。1日2冊だの4冊だのなんて制限はやっとれませんわ。がっかりの中にも多少の喜びがあればじっくり楽しめるが、ほぼがっかりオンリーだからもう無理だ。どんどん引いてどんどんがっかりしよう。喜びは分けたいががっかりは分けたくない。

パワプロを腐しているつもりはないが、自分がパワプロファンなら確実に「こいつ嫌な奴だな」と思っていること請け合いだ。ロックマンの攻略本を「完全にハズレだわ」と言うブログがあったら、友達のスーパーハッカーを呼んで閉鎖に追い込みたくなるだろう。少し前にテレビ番組で福袋の特集があり、客がジブリ作品はアタリで、BTOOOOOOOMやNHKへようこそといった漫画を名指しで「マニアック」「ハズレ」呼ばわりしていた事がある。ハズレと言っていたのはナレーションやタレントではなく客だが、その客の声を採用した製作者に責任があると言える。BTOMやNHKへを読んだことはないが、それでも問題のある番組内容であるとは思った。

だから興味がなくてもハズレなんて言っちゃいかんのだ。どこで誰が見てるかわかんないんだから。他人に気遣いができてこそ大人である。でもハズレだなぁ……。

オイオイこんなにロボットとスポーツばっかりじゃ、まるでこの2ジャンルが売れ残ってるって言ってるように聞こえるぜェェ。ゲームの福袋もロボットとスポーツが多いのを見たことがあるし、ムック系の開封レビューでもやはりこの2ジャンルだった。この2ジャンルが好きかどうかで、福袋の満足度は変わってくるのは間違いない。前回に見た本と同じような内容というか、見分けが付かない。最終なんだったらこれで最後にしとけよなんて言わないよ絶対。どうぞどうぞ。ジャンジャン出して。

当たりや〜〜〜!当たりやで〜〜〜〜〜!ロボットとスポーツじゃない=当たり。例によってプレイしたことはないが、RPGで色んなマップが載っていて楽しげだから良しとしよう。終盤の敵がレベル100を越えるのも良い。徹底攻略編とは別に基礎知識編があり、アイテムやモンスターの一覧などはそちらにあるようだ。宇宙が舞台且つロボットの出てこないRPGは一度やってみたいと思っている。ただこのゲームは宇宙が舞台の割に、終盤戦う敵が天使や堕天使で、あんまり宇宙っぽくない。宇宙っぽい敵といえば、……フリーザかな。

初めて最低価格ではなかった。だがVジャンプブックスで非常に薄い。どういうゲームかよくわからないが、91種類のコスチュームを着ることで能力が変わるらしい。種類が多い。絶対把握できない。FF5の20数種類ですら自分では頭に入らない。ランダムでダンジョンの構造が変わるRPGのようだ。多少興味はあるが、さすがにゲームボーイカラーを今更用意するのは無理だ。