チョコボの不思議なダンジョン 4日目

+1時間25分

敵を無視してアイテムを集めては脱出する、ということを繰り返して魔石を溜め、ボスに再び挑んだ。今回はあっさり勝てた。この方法なら次のボスも勝てないか。味気ないが。レベル保持且つATB制で敵から逃げるのが容易なため、アイテムを集めるのに苦労しない。毎回真面目に探索するだけ無駄という感じがする。

第2ダンジョンがストーリー上の本番であると思われる。第3ダンジョンは最終目的がなかったはずだ。レベルが保持されている割に、浅い階層の敵が非常に弱い。まるでチョコボのレベルが落ちることがあるかのような敵のラインナップだ。レベルの上がる装置があるくらいだから、下がる事があっても不思議ではないか。

第2ダンジョンになってちょっとした不安が的中した。第1ダンジョンにはおいしい実という、HPの最大値が1上がるアイテムが売られていた。何度も探索を繰り返せばHPを100くらい上げることも不可能ではなかったが、面倒臭いからスルーした。しかし第2ダンジョンにはおいしい実が売っていない。HPを際限なく増やすことも不可能になったわけだ。昔も同じ事を思ったような記憶がうっすらとある。「次にプレイする時は最大値を大幅に増やしてから進めたい」と思っていたかも知れない。だが今更戻るのも面倒だ。

それにしても、このゲームは意外に面白い。面白くないところが面白い。ストーリーも特になく、下らぬ前置きや能書きもなく、いきなりダンジョンに放り込まれるシンプルさがいい。他のローグライクでは、シリーズを重ねるごとにストーリーやシステムが複雑化し、気軽さから遠のいていく。というほどローグライクに詳しくはないが。このゲームは緊張感が全くない。ローグライクとしての良さがない代わりに、何も考えず遊ぶにはもってこいと言える。