戦闘力 第21回天下一武道会編

第21回天下一武道会の出場者の強さを考える。考察対象は以下の10人。

まず勝負の結果からはっきりしている部分を列挙する。

ひとまずこういう順番になる

  1. (優勝) ジャッキー・チュン
  2. (準優勝) 孫悟空
  3. (2回戦) クリリン、ナム
  4. (1回戦) ヤムチャ、ランファン、バクテリアン、ギラン
  5. 予選落ち 94番

孫悟空はギラン戦の途中でシッポが生えて強くなった。シッポがない状態では解けなかったグルグルガムを力で破ったのだから、相当なパワーアップをしたと考えられる。したがって、孫悟空はシッポありとシッポなしに分けるべきだろう。

悟空は大猿化という反則技を使っても負けたのだから、ジャッキーチュンの方が強いだろう。悟空も「ハラへらなくてもオラ負けてたとおもう」と言っている。身体能力では悟空が勝っていたかも知れないが、技の豊富さとリーチで、この時点ではチュンがかろうじて上だった。

シッポありの悟空を追いつめたナムは、シッポなしの悟空よりは強かったかも知れない。少なくとも同レベルではあっただろう。

チュンとの試合を見る限り、クリリンの方がヤムチャよりずっと強い。

ランファンは無防備のナムを攻撃して一応ダメージは与えているので、一般人よりも多少は強いのだろう。予選でもお色気戦法を使っていたと思われるが、ギランやバクテリアンのような相手に通じるとは思えない。相手が女ということもあるし、一応そこそこの実力はあったのだろう。ただ多林寺ナンバー1より強いかと言われると微妙なところだ。下にしておこう。

多林寺ナンバー1は、予選の出場者に対して「思いっきりやらなくていい」と言っていた悟空が「あいつなら思いっきりやってやれ」と言っていたので、他の予選出場者より数段上であることがわかる。とはいえヤムチャバクテリアンよりは下だろうか。

ヤムチャバクテリアン、ギランの優劣はどうだろうか。ヤムチャはこの時点では亀仙流でもなんでもないので、他の出場者よりはるかに強いとは言いがたい。ただ盗賊時代と比べればはるかに強くなっている。以前の「8か月修行すれば武道会に出られる」と言われた悟空以下だったのが、天下一の本戦に出場できるようになったのだから。

ギランもバクテリアンも、亀仙流の悟空やクリリンに全く歯が立たなかった。グルグルガムや異臭などの特殊能力を使って苦戦させたが、本来の実力はかなり下だった。ギランは悟空の攻撃を一発食らっても何とか耐えられたのに対し、バクテリアンはクリリンの一発でKO(屁もこかれたが)。クリリンよりも強い悟空の一撃を耐えられたギランの方がバクテリアンより強いだろう。

ではヤムチャはギランより強いのか。正直全然わからん。ギランやバクテリアンもチュンと戦えば触れることすらできずに負けていただろうし、この3人の力はクリリン以上の者達と比べるとあまりにも弱い。本来はグルグルガムなどの特殊能力は強さには含めないのだが、試合をすればギランが勝つと思われるので、ギランをヤムチャの上に置く。ヤムチャクリリンの一発で負けるというのはあまりにみじめなので、お情けでバクテリアンの上に置いておこう。もっともヤムチャは、異臭を考慮するとバクテリアンにすら負ける可能性があるのだが…。女性恐怖症を克服しているので、ランファンには一応勝てるだろう。

結論はこうなった。

  1. ジャッキー・チュン
  2. 孫悟空(シッポあり)
  3. 孫悟空(シッポなし)、ナム
  4. クリリン
  5. ギラン>ヤムチャバクテリア
  6. 94番
  7. ランファン

総合ランキング

では今回できたランキングをドラゴンボール編のランキングと合わせる。これが難しい。武天老師ジャッキー・チュンは同一人物なので、当然両方トップ。悟空はチュンに近い強さだったので、当然2番目。

牛魔王は3番目のグループよりも強いのだろうか?牛魔王武天老師の二番弟子という事以外何の情報もない。武道会の出場経験があるかどうかもわからない。かつての悟空が「ホントにつよそうだ」とは言ったが、当時の悟空の印象などアテにならない。考えても仕方ない。この辺は好みだろう。武天老師の二番弟子という肩書きを考慮し、ナムよりも上にしておく。根拠などない。

修行する前の悟空とクリリンバクテリアン達よりも弱い。根拠は「8か月修行すれば出場できるだろう」という武天老師のセリフしかないが。二人は修行によって予想以上に強くなり、もしかしたら優勝してしまうのではないか、と思った武天老師はチュンに姿を変えて出場した。つまりだ。武天老師の予想通り強くなって、やっと天下一でそこそこの成績を残せる程度。だから修行を受ける前は大したことはなかったと考えられる。最初の悟空やクリリンが弱くても違和感を覚える人はいないだろう。ピラフの城に閉じ込められて脱出することもできなかったのだ。

では多林寺ナンバー1と修行前の悟空はどちらが強いのか?クリリンはナンバー1に全く勝てなかったようだが、悟空もクリリンに圧勝している。同じ圧勝同士なら、あえてナンバー1を悟空より強いと言う理由もないので、下にしておく。

ヤムチャとナンバー1ならどうか。わからない。ただ以前ヤムチャクリリンといい勝負をするのではないかと書いてしまったので、自分の言葉を信じよう。クリリンといい勝負をするヤムチャが、それよりずっと強いナンバー1に勝てるはずがない。ゆえにナンバー1は悟空の次となる。

ランファンはどこに位置するのか。予選の対戦相手全員にお色気戦法が都合良く通じたとは思えない。通じない相手は実力で倒したのだろうから、天下一のレベルに近い実力は持っているはず。そもそもランファンがただの女性なら、スキだらけとはいえ、大の男を倒せるはずがない。天下一出場という実績を評価し、ヤムチャの上にしてしまおう。自分でもかなり違和感があると思うが、数年後のチチだって強くなっているんだから、ランファンだって強くても不思議じゃない。18号だってフリーザより遙かに強いんだぜ?よし。問題ない。

というわけで現在までの総合ランキングが完成。

  1. 武天老師ジャッキー・チュン
  2. 孫悟空(シッポあり)
  3. 牛魔王
  4. 孫悟空(シッポなし)、ナム
  5. クリリン(天下一)
  6. ギラン>ヤムチャバクテリア
  7. 孫悟空ドラゴンボール編)
  8. 94番(多林寺ナンバー1)
  9. ランファン
  10. ヤムチャドラゴンボール編)
  11. クリリンドラゴンボール編)
  12. チチ、山賊(ドラゴンボール編)
  13. 兎人参化、ランチ(ドラゴンボール編)