一部のVTuberは動画配信において、企画終了後に堂々とおひねりタイムを設ける。企画本編が1時間でおひねりタイムが2時間という事もざらにあるらしい。それをデジタルキャバラクラと揶揄する者もいるが、どこのキャバクラでキャバ嬢1人に対して数人~数十人の客がつき、更に数千人のギャラリーがやりとりを全部見ているというのか。何か揶揄したいらしい事はわかるものの、現実のキャバクラ*1とあまりに剥離していて全く不適当である。だいたいデジタルキャバクラと言えるものは、ライブチャットというものが別にある。

不可解なのは勝手に義務感を覚えている客である。「スパチャ読みタイムがあると毎回スパチャしないといけないから辛い」などと言っている奴等だ。いやしなくていいやんけ。誰がしろっつったの?恋愛感情やお近づきになりたいといった心理を利用した商売では、この手の金蔓が自然発生する。誰もくれなんて言ってないのに「俺がやらなきゃ」と勝手に勘違いし、無駄金を使う。この場合VTuberが用意した底なし沼にはまっているのではなく、自分で沼を作って自分ではまっているのだと言える。

「配信は全てリアルタイムで見る」「グッズは全て買う」「長文感想を絶対書く」「スパチャは必ず投げる」。こんな義務を課して楽しいのか。あ、楽しいならどうぞ。そこまでのめり込む何かがあるならのめり込みたいものだ。むしろめり込みたい。

*1:ドラマ、映画知識