チョコボの不思議なダンジョン 1日目

+1時間15分
かつてプレイステーションの手持ちのゲームを再プレイしていた時、何作かはまともにプレイしなかった。このゲームはその内の一つで、一度スルーしたゲームを今になってプレイしたくなってきた。スルーした理由は単純に面白いとは思えなかったからだ。トルネコの大冒険と勝手の違う部分が多く、その相違点が概ね良い方向にはなったと感じられないことが原因だろう。
トルネコには壁や敵に当たるまで止まらないダッシュが使えたが、今作にはない。ただ移動速度が上がるだけである。これがかなり不便だ。一番基本的な部分で不便を感じるから、尚更プレイに気が進まなかった。FFらしさを入れるためのATB制も、あまり馴染まない。らしさを出さないとただのスクウェアトルネコになってしまうから仕方ないのだろうが、ATBは忙しない。トルネコ系の、危機に陥った時に手を止めてじっくり考える、というやり方ができないからだ。

良いと思うのは魔法のシステムだ。読めば読む程レベルが上がり、知恵の実を食べることでATBゲージが縮まっていく。これは一旦やられても初期化されることなく、レベルやゲージの長さは永久に変わらなかったはずだ。強さがリセットされるのがローグライクの醍醐味かも知れないが、他の何も鍛えなくても、魔法だけが少しずつ強くなっていく、というのは心地よい。

1回目の探索で思いの外時間がかかったため、15階くらいで中断する。1フロアに敵が1体しか出ないことが多く、敵も通路まで追いかけてこない。緊張感はあまりない。ローグライクというより一風変わったRPGという感じだ。