今週も間延びしているドラゴンボールZ #5

サブタイトルが「悟空死す」。一体どういうセンスをしているのだろう。この時点では悟空が死ぬとか死なないとか、そんな窮地でもなかった。何故先に言うのだ。ネタがバレとるがな。「シックスセンス −主人公は死んでいる−」なんてタイトルだったら台無しだ。シックスセンス見たことないけど。
ラディッツの「俺にこれだけのダメージを与えた者はお前が初めてだ」というアニメオリジナルのセリフがあった。さすがにそれはあり得ない。ラディッツの強さは宇宙人ではそこまで珍しいレベルではないだろう。フリーザ軍の兵は1000をバカにしていたから、せいぜいその兵達と同レベルではないだろうか。一方1500のクリリンや悟飯に一発でやられた者達もいるから、兵の中でも強い部類といったところか。その程度では少し強い宇宙人と戦えば苦戦していそうだし、もし苦戦していないなら、それは単にラディッツの経験が少ないということだ。
ラディッツ殺害直後にチチと牛魔王のシーンへ移行して緊張感を削ぐのはどうだろう。高まった緊張感が一気に下がった。
ナッパがベジータに対して敬語なのが気にかかる。原作ではそうではなかっただろう。ベジータ達が攻めていた星も地球もどちらも辺境だったのだろうが、移動に1年というのは長すぎる。一体どのタイミングで、ラディッツは別行動を取って地球に向かうことにしたのだろうか。ラディッツも少なくとも数ヶ月かけて地球に来たのだろう。地球を滅ぼして迎えを待っているであろう弟と再会し、兄弟揃ってベジータ、ナッパと合流するつもりだったのが、まさか死ぬことになるとは思うまい。弟が頭ぶつけて任務を忘れていた上に、原住民と仲良くなって尻尾まで無くしているのだから、ラディッツにとっては悪夢そのものだっただろう。