今週も間延びしているドラゴンボールZ #104

フリーザが「古い手」と言うと違和感が強烈だ。フリーザの「古い」っていつ?悟空は追跡気円斬を「つまらん技」と言い放ち、親友クリリンにもダメージを及ぼした。フリーザクリリンと違って、姑息な手に頼らず戦える強さがあるのだから、そんな技は使うなということだろうか。
気円斬は、太陽拳と並んで格下が格上に対抗できる数少ない技の一つだ。その「つまらん技」をブウに使っていたのはどこのどいつだい?お前だよ!ネタが古い?こんな新鮮なネタねえわ。

地球で一人馬鹿笑いをするベジータは、明らかに狂人である。フリーザや悟空に対し、完全な敗北者になったが故の自嘲的な笑いかと思えば、「二人がいなくなるから俺が宇宙一だ、この日を待っていた!」とノリノリである。道化どころじゃねえ。原作ではしおらしくしてたのに。
ベジータの回想シーンが挿入される。惑星を征服して戻ってきても、褒美の一つもよこさないフリーザに対し、ナッパがフリーザに殴りかかろうとするのをベジータが静止する、という内容だった。不満があるのを察したフリーザザーボンが、更にサイヤ人をとことん馬鹿にしていたが、むしろナッパがあんな態度に出ても殺さないフリーザが寛大だなと思えた。
惑星ベジータの破壊をフリーザがやっていたことを、ナッパやラディッツベジータすら知っていた事に変わっていた。なんじぇぇえ?ドドリアに聞いた時、ベジータはどんな反応してたっけぇえ?「そんなこととっくに知っている!」なんて言ってなかったよな。ラディッツは隕石説を最初に唱えた張本人だ。なんで悟空にウソつく必要あるぬお?「オレ達の故郷はフリーザという奴に滅ぼされた。お前も奴を倒すのに協力しろ」と言えば、話通じてたんとちゃいますか。
色々付け足しても尚、今週でフリーザは自滅。どんなに引き延ばそうとしても着々とストーリーが進んでいる。