SARS2発生から172週目

陽性者数

  • 増加4週目
  • 5類まで残り2週(この週含め)
  • 過去66番目(-0)の多さ
  • 先週比…全国108%、東京113%
  • 一日の増加比(祝日除く)…全国109~122%、東京112~130%
  • 最も陽性者数が多かったのは、全国が水曜で432番目(-8)、東京が火曜で419番目(-12)の多さ。
  • 増加に転じてから155%、冬のピークの6.2%。

日曜は祝日の影響で陽性者数が少なくなっている。それまでの増加比は全国が5%程先週より低く、東京は同じだった。概ね20%前後の増加が続いているとみられる。増加ペース自体が加速するわけでもなければ、減少に転じるわけでもない。やや微増という何ともいえない状態である。

来週はゴールデンウィーク真っただ中であり、特に木曜から土曜にかけては陽性者数が通常より大幅に減少すると思われる。トータルでは今週より減る可能性も高い。実際に減っているわけではないが、来週で全数把握は終了となる。正確な感染状況がわからないままという結末は気持ち悪い。いっそ今週で終わりで良かったのではないか。

専門家が「発表されている陽性者数の数倍は感染している」などという根拠のない流言飛語をまき散らしていた。全数把握をやめたとなると、身勝手な数字を並べ立て「過去最悪の感染状況だ」と吠える可能性も十分ある。「数倍」というのはどこから来たのか。「検査に限りがある以上、実際の感染者数は格段に多い」などという主張はよく見かけた。だが実際の抗体保有率と統計上の陽性者数に顕著な違いはなかった。統計上が3300万人で感染者数がその数倍だというのなら、抗体保有率は100%近くになっていなければおかしい。当然事実は異なる。

再来週以降、社会がどうなるのか読めない。過剰な感染対策を撤廃できる組織や個人がどれだけいるか。だが今変えなければ、もう変えるチャンスはない。周りの顔色を伺う前に決断してもらいたいものだ。社会の変化に対してあまり楽観的な予測はできない。何も変わらぬままではないかという恐怖が大きい。分類の変更は、3月13日の方針変更などよりよほど強いインパクトがある。法律上の扱いが変わるのである。予測を覆すほどあっさりと日常に戻ってもらいたい。ただ依然マスクを着用している者が多い。本当に、一体何を考えているのか?死ぬまでマスクか?「そんな事はないけど……」けどなに?

173週目月曜は全国123%、東京147%。

重症、死亡

  • 重症者数…平均52(-5)
  • 死亡者数…166人(+25)