今週も間延びしているドラゴンボールZ #9

10かも知れない。ヤムチャは野球の助っ人のバイトで生活費を捻出していたらしい。ヤムチャほどの強さがあれば大金持ちになることも可能である。だがそれをあえてやらないところがかっこいいのか悪いのか。
そもそもヤムチャは盗賊だった。武道家ではない。盗賊というのは、何のポリシーもなく、ただ人から金を巻き上げて生活できればそれでよいという刹那的に生きる者だ。何故ヤムチャが盗賊という道を選んだのかは定かではないが、亀仙流に入門したことで悪事からは足を洗おうとしたのだろう。しかしその後もビジョンがなかったために、宙ぶらりんの人生を送ることになった。
クリリンは武道家だったが、地球有数の実力者でありながら、特に後進への指導らしき事はしていない。それはクリリンが武道をする目的が鍛錬ではなく、異性にモテるためだったからだ。モテるための手段として武道を選んだに過ぎず、指導者にならないのは当然である。
天津飯は唯一根っからの武道家であると思われるが、殺し屋稼業をしていた(なろうとしていた)という引け目があるためか、やはり弟子は取っていない。もう一つ理由があるとするなら、彼は純粋な地球人ではなく、弟子を取ったところで技を教えられないという事が考えられる。舞空術や排球拳はともかく、四妖拳や四身の拳、三つ目ビームなど教えようがない。腐女子的な観点で考えると、餃子と修業できればそれでいいと考えているのかも知れないし、まだ修行中の身だから、という理由も考えられる。
ともかく、ヤムチャはこの頃から貧乏人キャラの片鱗が見えていた。しかし他のキャラクターもどうやって金を稼いでいるのか甚だ疑問だ。それを言い出すと、亀仙人は何故あんな優雅な暮らしをしているのか、という疑問も出てくる。と思ったが、占いババにカネをせびっていたところを見ると、昔の財産で食っている可能性は高そうだ。