零 −刺青の聲− 7日目

+1時間30分

何も起こらない

深紅に話しかけても同じ事しか言わない。あれだけくっきりした夢を見ていて、未だに何も言わないのか。心を閉ざしすぎではないのか。エンディングまでお互い何も打ち明けず、最後の最後で「最近はよく眠れるみたいですね」と深紅が言ってそれで終わりになるという気がしてきた。それは拍子抜けにも程があるぞ。
仕方なく自宅を探索する。天倉からの手紙も届かない。廊下の物置を開けると突然猫が出てきた。猫が一瞬般若に見えたのは気のせいか。屋敷でもちょっとした心霊現象が起こることはあるが、主人公が声を上げて驚いたのは今回が初めてだと思う。猫や同居人まで驚かせ役か。
婚約者の部屋から天井裏へ行き、霊石ラジオを手に入れる。

六ノ刻

久しぶりに主人公の夢に戻った。場所は前回の続きである。婚約者が入っていった扉を撮影すると4人の男が映し出された。別の部屋でその内の1人と戦闘になったので、屋敷内にいる4人の男を倒すのが今回の目的なのだろう。第1作にも同じ展開があった。
一つ鍵を持っているので、まずその鍵で開けられる扉に向かう。鍵の名前と扉の場所は全て記録しているので、迷うことなく扉に辿り着いた。記録していなければ、鍵を手に入れる度屋敷中を彷徨うことになっていただろう。特に今作は鍵がかかった扉を一つ見つけ、すぐその鍵を手に入れる、という進行の仕方ではなく、序盤から鍵のかかった扉が無数に登場し、鍵を手に入れるのはかなり後になるからだ。
鍵を開けた場所の奥には大きな部屋があるようだが、氷室邸の方に回り込まなければ入れそうにない。しかし氷室邸に行こうとしても、氷室邸に通じる広間への扉は全て強い力でふさがっている。今までは何の問題もなく開いた扉である。なかなかのご都合主義的だ。

ラジオ

歩いていると奇妙な声が聞こえ、画面には字幕が表示される事があるのだが、どこから聞こえてきているのか全くわからない。字幕の濃さが変わるものの、近づくほどに濃くなるという感じでもない。
しばらくわからない状態が続いていたが、一階の仕切られた部屋から聞こえてきたことがようやくわかった。声の主は吉乃氏だった。悪霊として出てくることもなくなり、もう既に役目を果たし終えたかと思ったら、まだ出番があったらしい。

詰まった

どこに刺青の男がいるのかわからない。まだ2人しか倒していない。現在パズルを始めるための石を一つ持っているが、パズルがあるのは氷室邸で、現時点ではそこに行く手段がない。行ける場所が少ないので、とりあえず総当たりするしかない。
玄関の上にパズルがあることを思い出してやっと進めると思ったが、今持っている石ではパズルが始まらなかった。いよいよどこへ行けばよいのかわからなくなった。もう行ける範囲は全て行ったはずである。氷室邸も行けないし、当然黒澤邸らしき場所にも行けない。

そこでか

しばらく彷徨った後、一階から二階を歩く霊を発見し、再び玄関の上に向かう。そこで釘を打ち付ける少女の霊と戦闘。こんな足場が悪い場所で戦闘になるとは思わなかった。梁の上では勝負にならないので、広い場所に退避して倒した。少女が石を落とし、近くにあるパズルができるようになった。この霊の出現条件は何だったのか。目の付け所は間違っていなかったのに、フラグが立っていないせいで散々迷うことになったのか。フラグというものは罪深い。
パズルで少し迷ったが、ルールを正確に把握していなかっただけだった。同じ石を連続で動す必要がないとわかったらすぐに解けた。ここは中で霊を撮影して終わり。

氷室邸

霊を撮影したことで扉の封印が解けたらしく、氷室邸に入れるようになった。他人の夢じゃなかったのか。ともかく、これで広い部屋にも行けるのだろう。
既に半分以上進んでいると思うが、なかなか核心に触れない。紅い蝶は最終ボスが序盤から頻繁に出てきて、ラストには「ついにこの霊と戦うのか」と思ったものだが、このゲームは最終ボスらしき女の登場回数は少なく、何を考えているのかも全くわからない。手に入れた本などから推測はできるかも知れないが、もっとゲーム中の描写で伝わるようにしてもらいたい。