たまたま目に入った地下アイドルのライブのチケット販売情報を見た。気になるのはマスク強制の事実があるかどうかだ。いくらなんでも今更そんなものはないだろうと安堵したい気持ちで確認した。今まで散々マスクを強制してきた著名歌手やバンドのコンサートでも、5類になって以降はみっともない様子見期間を経ながらも一応解禁されるケースが多かったと記憶している。

ところが地下アイドルのライブは強制だった。今2024年3月だが?と絶望した。ソーシャルディスタンス、消毒、マスク、37.5度。もはや死語といってもいいような感染対策用語をずらずら並べている。オタク業界は醜形恐怖とも相まってマスクと親和性が高いらしい。「推しを守るためマスクは当然」「推しに自分の素顔なんて見せられないからマスク」という薄気味悪い事を言っているようだが、運営側自体が禁止しているのだから、運営側はオタク側の考えなど聞く気がない。

要するにこういう事だ。「ウチの子達はてめえらのきたねえツラなんか見たくないってよ」「素顔のお前らなんかと映ってるチェキなんかSNSに上げられたら風評被害だ」「お前らみたいな豚にウイルスうつされたらたまったもんじゃねえ」「黙ってマスクして金だけ落としに来い」という事だ。薄気味悪いが、これで利害が一致してるなら良いんじゃないですか。まあ地下から出ないで、日の当たらないところでがんばってください。