不明（不明）
61週目。増加2週目、先週比全国109%、東京110%。第3波は当初102%→103%→107%と微増が続いていたが、今回は80%の次の週から103%→109%と増加率が高い。このままいけば第4波まっしぐらである。緊急事態宣言中に増加に転じたとなると、緊急事態宣言を解除する理由がなくなる。しかし緊急事態宣言を延長しても、もはや減少に転じる効果は望めない。経済への打撃は確実でありながら、減少はしない。延長して拡大も解除して拡大もどちらも閉塞的な空気を産む。もはや泥沼だ。ドロヌーバだ。
陽性者が微増傾向にある中、東京都の入院者数、重症者数は、都が宣言解除要請の目安にしているステージ２の基準を満たす可能性が高くなっている。解除するとすれば、入院者数、重症者数が増加に転じる前か。それとも拡大の危険があるという事で更に延長し、増えた場合に国民に責任転嫁するつもりなのか。気の緩みという精神論が大手を振っている。感染者を差別してはならないらしいが、感染拡大の原因が気の緩みならば、感染者は気が緩んでいたという事である。
今から増えるといずれ週数万人規模に膨らむ事になるが、再び緊急事態宣言をしたところで、２回目以上に効果は弱くなるだろう。大多数の国民にとっては呼び掛けられるだけなのだから当たり前だ。既に多くの国民には緊急事態宣言に対する抗体ができている。変異するしかない。
ワクチン接種開始から4週目。先週比1007％で、累計22万人となった。累計陽性者数の半分程度である。毎日都道府県ごとの陽性者数が速報扱いで報道される中、ワクチンの接種情報はアナフィラキシーなどの副反応だけ大袈裟に取り扱い、何人が接種したかという情報は見出しレベルでは聞こえてこない。切り札という割に報道の扱いは軽い。累計陽性者数の10倍到達で国民の3%程度、100倍到達で30%程度となる。先はあまりにも遠すぎる。そんな頃にはもう最初の頃の接種者は抗体切れてね？変異してね？ダメだ。もうSARS2発生前の世界に戻るしかない。戻ろうみんなで。タイムマシン作って、HOPEって刻んで、出発当日にセルに奪われて。
