この漫画で戦う者のほとんどは武器を持たず、己の肉体のみで戦っている。スタンドのような特殊能力もほぼない。一対一且つ実力差の明らかな戦いも多く、強さの考察がしやすい漫画であると言える。この漫画の強さの序列は、うっすらとこんな感じだろうなとは思っているが、詳細に検討したことはない。一度検討してみたい。
描写は重視しない
ネットの強さ議論では、「そんな描写はない」とか「設定はない」といったやりとりをよく見かける。人との議論においては描写や設定を最優先すべきだろう。だがそういったものを優先するあまり、普通の読者が想像している強さの序列からかけ離れた結果になりがちだ。作品では強者として扱われているキャラクターが強さ議論では雑魚扱いされていたり、逆に雑魚であるはずのキャラクターが強者扱いされていたりする。表面的な描写や設定などを重視すれば確かにそうとも考えられるから、このような主張する者を論破するのは難しい。
「空想科学読本」では、100万ホーンやマッハ５で泳ぐといった「言ってるだけの設定」を重視し、作品内ではパッとしない怪獣や超人に最強の称号を与えていることがある。それは極端にしても、それに似たことが強さ議論では起こりやすい。この強さ考察では設定や描写もある程度考慮するが、最終的にはイメージや好みで考える。だから正当性を主張する気はない。「ぼくはこう思うんだもん！」である。
考察の手順
作中の戦い全ての内容を評価し、シリーズごとに強さの序列を決める。次にその序列を統合していき、最終的に全シリーズのランキングを作成する。
基本的な方針
- 「10倍」「半分」といった言葉を鵜呑みにしない。
- ターちゃんは精神状態や環境により強さが激変する。うんこひりパワーアップをするまでは、基本の強さは変わっていないと考える。常に最強の位置にあるターちゃんが成長していたとしても、その度合いが計りにくいためだ。梁はターちゃんと再会した時に「強くなっている」と評している。うんこひりパワーアップほどのわかりやすい変化はしていないにも拘わらずである。だから実際は少しずつ強くなっているようだ。
