考察対象は10人。
一番強いのは孫悟空で間違いない。試合で勝った天津飯自身、「実力では負けていた」と言っているし、試合内容も終始悟空が押している。天津飯は気功砲や四妖拳で何とか対抗できていたという印象。試合の後なら謙遜とも考えられるが、試合中にも「まともにやりあっては分が悪い」と認めている。鶴仙人がチャオズに超能力を使わせたのも、まともに戦っては負ける可能性が高いと判断したためだろう。第21回のチュンと悟空の差くらいだろうか。当然2位は天津飯になる。
気功砲を問答無用で食らわしていれば天津飯が勝っていたが、この技は現時点では反則的な技なので強さには含めない。チャオズの超能力も同様である。戦闘力の考察においては、一瞬発揮される強さではなく、ある程度持続可能な強さを考える。だから技の威力はあまり考慮しない。気円斬をうまく当てればナッパやフリーザに勝てるからといって、クリリンをナッパやフリーザの上に置くわけにはいかない。
3位の候補となるのはヤムチャ、クリリン、チュンの3人。ヤムチャとクリリンは同程度の実力だとクリリンが言っているが、ヤムチャは天津飯にあっさりやられ、クリリンもまた悟空にあっさりやられている。両者の強さを比較するのは難しい。ただ試合内容を見ると、やはりクリリンの方が一枚も二枚も上手だ。かめはめ波を出して得意気だったヤムチャに対し、クリリンは練習したことのないかめはめ波をぶっつけ本番でチャオズに食らわせた。さらにチュンもヤムチャを無視して、クリリンばかり強くなった強くなったと褒めていた。悟空や天津飯から見ればどちらも本気を出すに値しない雑魚だろうが、両者にはやはり差があるだろう。
チュンも天津飯を本気にはさせていないが、ヤムチャほどあっさりやられてはいないし、天津飯からは「すさまじい達人だ」と言われている。まだクリリンやヤムチャよりも強いだろう。
パンプットは天下一武道会以外のふたつの世界武道選手権で優勝した天才格闘家だという。だがあくまで常識レベルの達人で、悟空やクリリンからすれば大したことがないそうだ。ということは同程度のヤムチャも負けないはずで、上位5人よりは弱いのだろう。ただ会場の柱を肘でコナゴナに砕いている。この描写はギラン戦の悟空と比べても劣らない破壊力である。したがって決して雑魚ではない。同じ数あわせの男狼よりは数段強いはずだ。
残るのは鶴仙人、餃子、チャパ王。この辺りは非常に微妙だ。まずチャオズ。クリリンより弱いのは確かだが、ヤムチャとはどうだろうか。この強さの考察では超能力は一切考察に含めない。チャオズは舞空術や超能力を駆使して何とか戦えていたが、それがなければかなり実力の差があった。いくらヤムチャがクリリンに劣るとはいえ、チャオズの身体能力以下ということは考えられない。したがってチャオズはヤムチャの下になる。ただチャオズもパンプットより弱いということはない、と思いたい。。
鶴仙人は天津飯が言うにはチュンの下であることがわかっている。ではクリリンやヤムチャより強いのだろうか。クリリンもヤムチャも強くなりつつあるといえど、まだ仙人レベルには達していないと思われる。この二人はそれまでほとんど活躍していない。かたやミイラくんに手も足も出ず、かたやブルー将軍にコテンパンである。3年間必死に修行したとはいえ、まだまだ実力不足ではないだろうか。ということで鶴仙人はチュンとクリリンの間に入れる。
最後に残ったチャパ王が最も厄介な人物だ。かつて天下一に出場し、対戦相手に一度もかすらせもせず優勝した実力者だが、悟空には手加減されて負けてしまっている。評判の割に弱いのはパンプットと同じだが、パンプットと違うのは、チャパ王自体が弱いとは悟空以外誰も言っていないことだ。パンプットは「常識レベルの達人でしかない」とか「そんなすごそうな奴には見えない」などと散々に言われているが、チャパ王は勝った悟空がスゴイと言われているだけで、「思ったほどの奴じゃない」とは誰も言っていないのだ。評判通りの実力を発揮したにも拘わらず悟空に敗北したということだろう。
天下一優勝の実績から考えると、かつてのチュンやアックマンに近い実力があるのだろう。悟空はあっさり勝てたが、クリリンやヤムチャではかなり苦戦したと思われる。負けていた可能性もある。チュンも「とんでもなく厄介な試合をしそうだ」と言っているし、悟空が手加減していたことを知って「やばいかも知れん」と思っている。クリリンも「悟空がチャパ王を圧倒したのは思いっきり戦ったから」と思っていたようだ。そのことから考えると、チュンやクリリンは圧倒は出来なくとも、全力を出せば何とか勝てる相手だったのではなかろうか。クリリンの少し下ということで、ヤムチャの上にしておこう。ヤムチャは天津飯にほとんど攻撃を当てていない。「これほどのやつがいるとは」と驚かれてはいるが、最後は蹴り一発で気絶させている。悟空に一発でやられたチャパ王とそう違いはない。
結果はこうなった。
総合ランキング
超聖水を飲んだ悟空を上回るのは天津飯と悟空だけだろう。したがってその二人はそのまま一番上に置く。
次のジャッキーチュンが問題だ。チュンこと武天老師は、悟空に負けまいとひそかに訓練した。ミイラくんにすら勝てそうになかった武天老師が、天津飯と何とか戦えるレベルになったのだから、かなりレベルアップしたに違いない。この時の強さが本来の強さなのではないだろうか。悟飯や牛魔王という二人の弟子がいた時は自分も負けまいと鍛錬を積んでいたのだろう。しかし二人が卒業し、再び一人暮らしを始めるようになると、怠けて弱体化したのではないか。本来の実力を取り戻したのであれば、悟飯よりも上だろう。しかし桃白白より上ほどとは思えない。したがってチュンは桃白白と悟飯の間に入れる。
鶴仙人は武天老師と違って、とっくの昔に引退しているように見える。殺されそうになったチャオズは抵抗できない様子だったし(師匠ということもあるだろうが)、武天老師渾身のかめはめ波を食らっても死なない程度には頑丈だから、弱体化した武天老師と同等くらいの力はありそうだ。
クリリン〜ヤムチャは悩むところだ。3年かけて武天老師の元で修行して、やっとかつての悟空と同じくらいといったところだろうか?ということでその3人は全員21回の悟空の下にしておく。こうするとまだヤムチャはミイラくんに勝てないということになってしまうが、実際まだそんなもんじゃないのか。
餃子はどんなものか。超能力がなければ本当に大したことがない。ナムやボラに勝てるかどうかも怪しい。ヤムチャよりずっと弱いのにネタにされないのは弱すぎるからだろう。ヤムチャの悲しいところは、クリリンとそこまで差はないのに無様に負け続けるからだ。どどん波を駆使すればメタリック軍曹には勝てるか、という程度だろうか。
パンプットは常識レベルでの達人。強い軍人といった感じのブルー将軍の上くらいだろうか。わかるわけがない。
男狼は天下一に出場できるレベル。21回のバクテリアン達と似たようなものだろう。
ランキングはこうなった。
==21回の武天老師以上==
- 武天老師(21回)
- 孫悟空(21回シッポあり)
- クリリン(22回)
- チャパ王(22回)
- ヤムチャ(22回)
- 牛魔王
- 孫悟空(21回シッポなし)、ナム、ボラ
- 餃子(22回)
- メタリック軍曹
- パンプット
- ブルー将軍
- ブヨン
- ブラック補佐
- クリリン(21回)
- ガードロボット
- ギラン>ヤムチャ>バクテリアン(21回)
- 男狼
==天下一出場レベル==