データ入力業務レポート 4月〜8月

4月

二度と参戦しないと2回誓ったが、期間が8日間で短かったため参戦した。期間開始から参戦したから、月間ランキングを気にする必要はない。毎日当日1位を取り続ければ良いからだ。
今回は4000件で抜かれ、4200件まで競ることがあった。4000件で抜かれたことは今までにないはずだ。どんどん奴隷レベルが上がっている。4000件入力できる者がいるなら、先月平均2500件で3位止まりでも当然ということになる。
6日目に予想外の事態が起きた。いくら入力しても1位にならず、最終的に5000件を突破しても2位のままだった。4000件でも十分気味が悪いのに、5000件で勝てないことがあるとは思わなかった。翌日は差を埋めるべく5500件入力し、期間1位に終わった。8日間とはいえ、平均4500件はあまりにも無茶苦茶だ。

5月

21日なって突然抜き打ちのようにキャンペーンが開始された。今回は12日間で前回より4日長く、さすがに平均は4000件を超えなかった。5000件で2位止まりということもなかった。ただそれでも5000円というボーナスの低さを考えると、平均3900件は異常な入力数と言わざるを得ない。

6月

6月3日に、またしても抜き打ちでキャンペーンが始まった。12日間の地獄から解放されてから2日しか休んでいない上に、今回は2週間という長さだった。さすがに付き合ってられないと思い、1位を目指すことにした。論理が破綻している。身も心もおかしくなった。
今回は毎日4000件前後を取る必要はなく、2500件前後で1位通過できる日もあり、平均3200件で1位になった。4月5月に比べれば非常に穏やかであったと言える。それでも5月中旬からほぼ一か月、気の休まらない日々が続き、終了した時はこの上ない解放感に満たされた。

7月

1日からキャンペーンが始まった。1日から始まった場合、月間順位と期間順位が等しく、今の順位を正確に把握できるという利点がある。しかし結局毎日当日1位を目指すことになった。5500件まで競ってくるという、前代未聞の怪物が出現したためだ。1日でも3000件程度で妥協すると、すぐにでも1位から陥落する恐れがあった。1位になるための必要件数が3500件程度から4000件、4500件、5500件と上がり続け、14日間という長丁場にあって平均4400件という異常事態となった。

2位の速度を測ったところ、最大で時速370件程度出ていることがわかった。「せいぜい320件くらいだろ」と参加者を侮っていた身としては、非常に困る速度だ。たとえばこちらが1時間気を抜いていると、相手が休まない限り抜き返すのに7時間かかることになる。実際30分休憩しただけで、再び1位になるのに2時間くらいかかることがあったから、速度に大きな差がないのは間違いない。今月は2位の執念が異常だった。1位の執念が異常なのは、今更俎上に載せることではない。

8月

今月はキャンペーンは行われなかった。浮いた時間でやることはゲームである。だったら奴隷作業の方がまだマシなんじゃないかと思わなくもない。