タイピング工場Liteの頂点に立つまで…0件


げん玉というポイントサイトには、「タイピング工場Lite」という名刺入力業務があり、入力数のランキングが公表されている。これまで言及してきた名刺入力は、Sansan株式会社の名刺管理アプリ「Eight」用の名刺入力で、このランキングは月に一度リセットされ、また提携しているサイトごとにランキングが独立している。

一方こちらの名刺入力は、「タイポ」「タイピング工場Lite」などの提携サイト全てのランキングが共通*1と思われ、ランキングもリセットされない。また「お財布.com」のように保有ポイントによるランキングではないから、換金しても順位がリセットされる事はない。つまり開始当初からの入力件数で争われているため、遅れて参戦するのは極めて不利な反面、いつかは抜けるチャンスがあるとも言える。

これまでやってきた「お財布」は、タイピング以外の行為でもポイントが加算されるから、タイピングだけで1位になるのは不可能だ。純粋に名刺入力件数のみの順位なら、まだ1位になれる可能性は高い。人数も桁違いだ。「お財布」は会員数公称220万人で、タイピング工場は他のサイトを合わせても3万人しかいない。

単価はEight系が1件0.1円で、1日の入力件数が1位になった場合は100円のボーナスが加算された。時給は仕事が枯渇していない時に1位になれば75円前後。工場Liteも原則1件0.1円だが、一ヶ月に5000件以上入力した場合は単価が2倍になるというキャンペーンが行われている。順位によるボーナスはなく、5000件以上入力すれば時給は130円前後。当然入力速度などで増減する。順位争いという不毛なことをしなくて済む上に時給が2倍になるのだから、至れり尽くせりだと言える。

130円の仕事自体が不毛だいうのは禁句だ。昔は40円だった事を思えば奇跡だ。懲役囚には10等工から1等工までのランクがあり、数字が少なくなるほど報酬が上がる。1等工でも時給40〜50円だというから、彼等に比べれば十分恵まれている。何と比べているのか。

現在との時差が大きいため、1度に20000件分ずつ更新する。もちろん週に40000件入力しているわけではない。なお、毎回1日あたりの平均件数を記す事になるが、これはタイピング工場Lite導入日から計算したもので、サイトによって導入日は異なる。

*1:仕事数、累計参加人数がほとんど同じ。共通なら全く同じになるはずだが、偶然にしては近すぎる。Eightのランキングはそれぞれ参加者数が全く違っていた。