今週もひどいドラゴンボールGT #45(2周目)

地獄に送り返されたブラックとブルーが喋っていた。ブルーの声はそういえばピッコロと同じだった。ブラックが変わったかどうかなどわからない。過去の悪役を喋らせ、ブラックとブルーという珍しい組み合わせの会話が実現するのは興味深い事だ。だがセリフに違和感がある。天国へ行きたいというブルーに対し、「てめえが天国へ行けるならオレは神様になれるぜ」みたいな、どっかの映画から持って来たようなセリフを言っていた。かつての上官と部下とは思えない内容だ。死んでかつての関係性から解放されたとも考えられるが、てめえ呼ばわりは引っ掛かる。

パンは直接17号には立ち向かわず、ゲロに襲い掛かり17号を止めさせようとする。パンはゲロより強そうだ。ゲロは17号に消される。合体する時にミューがプログラムか何ぞを書き換えて、ミューの命令だけを聞くように変えていたようである。ああ、パーミッションな。755とかにするんだろ。ミューはゲロの上位互換のような存在であり、この展開は別に不思議ではない。ゲロをもっとすごいんだと擁護する程思い入れはない。

ミューは17号は究極の人造人間などという子供だましではなく、究極のマシンミュータントになったのだという。人造人間とマシンミュータントがどう違うのか知らないが、科学者同士の対抗心が感じられて面白い。ガンダムはロボットじゃなくてモビルスーツ?ロボットだよ。でもガンダムの前でそれを言うと、口の中から「ロボチガウロボチガウ」と印刷された紙がカタカタ出て来る。

「将棋は打つじゃなくて指すだよ!」とかもそうだが、細かい言葉遣いで初心者を牽制する業界は先が短い。そこはいいんだよ。「あ、将棋は指すなんだ」とある程度詳しくなってから自然と気付かせる業界の方が優しい。でもまあ、パチーンって「打って」るよね棋士の人達。あからさまに。スッじゃないよ。パチーンバチーンバッチーンつって。つって。中継を見る事がないので想像で言いました。

ミュー「地球を守るなどとサイヤの王子が聞いてあきれる」ベジータ「オレはサイヤの誇りを持った地球人だ!」。また謎ワードが出て来た。なんだよサイヤって。業界人みたいに略しやがって。サイヤパワーとかサイヤとか、普通にサイヤ人のパワー、サイヤ人って言やいいじゃんよ。新しい言葉を作るな。