零 ~眞紅の蝶~ 9日目

+1時間10分
桐生家で迷う。納戸にある箱から人形のパーツを見つければ良い事はわかっている。納戸は2つ見つけた。人形の首は家主の部屋で見つけている。納戸が2つでパーツが2つなら、そこで手に入れているはずだ。どちらの部屋でも霊に誘導されて箱を調べた。ただどちらでも人形のパーツを手に入れたわけではない。どちらかでは手に入れていない。バグを真剣に疑いながら、屋敷内を行ったり来たりした。
どうしてもわからず攻略サイトを見る。結果行っていない場所に3つ目の納戸があるだけだった。マップを見た上ですべての行ける場所に行ったはずだと思っていながら、結局行っていない。どういう事だ。何があった。何故だ。時計のある広間の階段を上がっていなかった。意味不明な見落としだ。

階段を調べると「何かが落ちたのだろうか」といったメッセージが表示され、飛び降りた女の出現を察知する。階段を降りている途中で女の霊が降って来た。階段の上に戻ると、霊は追いかけて来るでもなく、ただ遠くからこちらを見て来るだけである。
フィルムがない。07式ではかすり傷くらいしか与えられない。ある程度ダメージを与えると霊は姿を消し、また上から落ちて来る。怨霊が厄介なのはワープをする事だが、この怨霊の場合は上から叫び声を挙げながら落ちて来るから、むしろ対処がしやすい。多分転落そのものに攻撃力はない。落ちた後もカサカサ近付いて来るだけで、シャッターチャンス狙いならダメージを受ける心配もない。とはいえ07式では恐ろしく長い時間がかかりそうで、仕方なく強力な60式フィルムなどを使う。最終的に偶然フェイタルフレームを狙えて、少ない消耗で倒せた。慢性的なフィルム不足で嫌になって来る。フィルムによる攻撃力の差は大きく、今90式や零式など迂闊に使えない。
そしてシャッターチャンスでチマチマ攻撃するのと、フェイタルフレームでコンボを決めた時の点数があからさまに違う。戦いやすい怨霊が出た時は、90式で3コンボ決められるまでやり直した方が、のちに楽になるのかも知れない。
飛び降りた女が一番怖いのは初登場時ではない。雑魚として意味なく出現する時が一番怖い。天井の低い場所でも、突然悲鳴を上げながら降って来る。怖いというよりびっくりする。紅い蝶で一番びっくりしたのは、窓をファインダーで覗きこんだ時に子供に覗き返される事だが、これは恐怖とは全く別の感情だ。
飛び降りた女は相変わらずはだけている。はだけ過ぎている。首が折れた女もはだけている。明治あたりにはあるまじきセクシーさ加減だ。

人形師と戦う。この屋敷で拾った万葉丸がほぼ全てなくなり、フィルムも14式は当然として60式ももっさり減った。最悪な敵だった。ダメージを受けない人形と二人がかりで襲って来る娘の親だけあり、ダメージを受けない人形を操って攻撃して来る。非常に鬱陶しい。避けようもない。人形ばかり警戒していると本体が掴みかかって来る事もある。何て嫌な連携攻撃だろうか。手の打ちようがない。やり直す事も考えたが、もう一度戦うのもうんざりだ。回復アイテムの消耗など知った事ではない。そのまま進める事にした。
人形の仕掛けを解くと、今度はまた双子の霊と戦うことになる。親子ともども倒したかと思うとパワーアップして復活。ただでさえ嫌な戦闘が更に長引くのが嫌で仕方ない。そもそもどういう現象なのか、いつになったら説明してくれるのだろう。そして双子の霊はまがまがしいオーラを出す事によって、どちらが本物かバレバレになっていた。可愛いんですけど。