今週もひどいドラゴンボールGT #23

飛び立とうとする宇宙船を捕まえるリルド。倒してもいないのに何故出発する気だったのか?せめて一言挨拶してから出ていくべきだ。パンは「あいつがいたんだ」などと酷い事を言っていた。前の話の最後にベビーが「その星から生きては帰さん」みたいな事を言っていたと思うが、エネルギー波でリルドはあっさり撃退され、脱出に成功する。敵を倒さないで終わるとは締まりのない話だ。倒す倒さない以前に、決着を付けていない。

たまたま見つけた遭難船の少年を助け脱出するという話が長々展開される。そして近くにたまたまあった惑星の病院に駆け込む。話のスケールが宇宙規模とは覚えない。そこら中に知的生命体の住む惑星があるらしい。28個ではまずそんな事にはならない。くどくても言い続ける。銀河に28個は少なすぎると。GTスタッフにそんな想定は絶対にない。なんだ28個って。

次回予告でサイヤパワーなる言葉が出て来た。何なんだろうなサイヤパワー。ベータカロチン的なやつ?サイヤ人というのは基本的にそれほど強くなく、王族や一部の戦士でさえギニュー特戦隊という宇宙の精鋭に比べればずっと弱い。ベジータや悟空の代から急激に強くなったのであり、歴史的には「強いサイヤ人」というのは極めて最近登場した存在である。ベビーはツフル人なのだろうが、ツフル人を滅ぼした当時のサイヤ人など、サイヤパワーがどうとか言う程の強さはなかったはずだ。それこそミュータントよりもずっと弱いだろう。もっともそれは相対的な話で、戦闘民族として異星を侵略して回るほどには強かった。