天津飯は道場を開いていた。修行していたら勝手に寄って来て仕方なくという事だが、気を高める修行までさせていた。そんな事をさせたら世界のパワーバランスが崩壊しないか。悟空でさえ銃で傷つく世の中だから、仮に彼らが気をコントロールできるようになっても大した影響はないのか。この世界観では。そもそも、気のコントロールなど教えてもほとんどの者が習得できないというイメージがある。門下生も力を多少上げる程度がやっとで、空を飛んだり気の弾を放ったりといった事はできないでいて欲しい。
天津飯の兄弟弟子だという女が出て来た。回想シーンを見る限り、天津飯と極端に年齢差があるわけでもなさそうだった。若くても30代後半くらいではないのか。見た目はせいぜい18歳以下。設定上の理由がない限り、ちゃんと年を取って欲しい。
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操られた亀仙人が天津飯を圧倒。秘蔵っ子だと思っていた天津飯が意外にダメだった。スカウト恒例の悟空による腕試しさえ、天津飯とはやっていない。多分。忘れた。そして亀仙人は黒髪悟空とやりあう。「力を隠してたな」「隠れてすげえ修行してんだな」との事である。そんな二言で済ませられるような崩壊度合いではない。一応整合性を気にしてはいるらしい事はわかる。
だが地球人が強くなったというより、悟空ほかが凄まじく弱くなったようにしか見えない。地球人組は悟空の黒髪に対しても優勢になれないという点で、インフレは否定しつつもバランスは考慮されている。17号以外は。それにしても天津飯の弱さは予想外だった。普通に地球人クラスか。だって17号の特別待遇を考えればもうちょっと上に行けると思いますやん。ずっと修行しているんだし。地球人は全員、技が多彩なサポート役というカテゴリーなのか。