界王神が死ぬとビルスも死ぬという。ブウに「キッ」で界王神が吹っ飛ばされた時は危なかったんだネー。それ以前に5人中4人が殺された時も危なかったネー。もう一歩で死ぬとこだったんだネー。その設定に勝算はあるのか?と聞きたくなるよネー。そもそもピッコロと神の二番煎じだ。味しねぇなぁこのお茶!
「界王神が死ぬ」とはどういう事なのか。そもそも界王神は複数だ。「界王神が全員死ねば」「全ての界王神が」とか言えばわからんでもないが、複数いるのに「界王神が死ねば」。そしてこの表現に誰も疑問を挟まない。テンポが悪くなろうと「じゃあビルス様を倒したかったら、じっちゃんと界王神様を倒しちまえばいいんだな?」と悟空が言って、「セットなのは現役の界王神とですから、ビルス様を倒したければ若い方の界王神様を倒すだけでいいんですよ」と訂正したなら、疑問が一つは消える。だが誰も疑問を挟まないから、何一つわからんまま話が進む。
かつては大界王神を筆頭に、東西南北4人の界王神がいた。大と普通の界王神という明確な上下関係がありながら、大界王神が死んでもビルスは死ななかった。五人全員とリンクしているのか?それとも老界王神も含まれるのか?界王神が複数いたという設定を破棄したいのか?ブウは大界王神を吸収して今の外見になったから、それは不可能だ。
マイの年齢といい、神の気といい、曖昧なままやり過ごそうという設定が多すぎる。今回の設定は何らかの矛盾を生み出すほどではない。だが疑問は山ほど生んでいる。
2
全王に呼ばれ「友達になろう」と言われた悟空。「なるよ」と言って別れる悟空。そして未来へ行く悟空。……ストーリーに流れがない。単発の話が繰り返されているだけだ。このシリーズはずっとそうだ。怪しい界王神に会ってきました。何もなかったので帰ってきました。ここで一旦ストーリーが途切れる。今度は全王に呼ばれました。行って帰ってきました。そしてまた途切れ、今度はタイムマシンで未来へ行きました、という話を始める。とりとめがない。
死んだはずのフリーザが地球に現れました。謎の少年が現れフリーザを一刀両断しました。少年はこれから現れる恐ろしい存在を伝え帰っていきました。残された戦士達は修行に励みました。追い詰められた人造人間は更なる人造人間を呼び起こしました。淀みがない。サイヤ人との戦いで仲間が大勢死にましたが、ピッコロも死んでドラゴンボールは使えません。クリリンはサイヤ人が言っていたナメック星にもドラゴンボールがあると考えました。しかしナメック星は遠く、地球製の宇宙船では行けそうにありません。難航する中、神様が住んでいた家が宇宙船かも知れない事がわかり……流れている。淀みのない物語はご都合主義にも見えるのかも知れないが、脈絡なく全王に会いに行くよりはいい。
クロロットは超サイヤ人ロゼに変身するそうである。あーそうですかそうですか。いつまでバージョン増やす気ですか。スト2ですか。