今週も不安なドラゴンボール超 #46

早く倒さないとベジータが死ぬという状況でも、全く全力を出そうとしない悟空。12分経ってようやくお互い青になった。なるほど、完全なるただの時間稼ぎか。悟空はコピーが青くなれないと思っていたようだから、コピー相手といえどフェアに戦いたいという思惑があったと考えることもできる。本当にベジータが危うくなれば、青くなって瞬時に勝負を付けるつもりだったと。まあ、時間稼ぎだろう。コピーに肩入れしながらも、一方では悟空に早く倒せと急かす矛盾した思考はわからないではない。
消滅までの時間を伸ばすというおしゃぶりが唐突に登場し、ベジータが何のためらいもなくそれを付けた。何かあちらの方面の人達が喜びそうなアレだな。そういう意図があるというよりは、ベジータいじりの一環に過ぎないと思う。ためらわなかったのは、おしゃぶりがどういうものか知らなかったかららしいが、一度くらい見たことがありそうなものだ。
消えるかも、でも助かったという普通の流れで危機は去り、次の長編に進むようだ。全宇宙トーナメントかと思えば、今更未来のトランクスが出てくるらしい。ゼノバースというゲームの設定から発展したものなのだろうか。時の界王神とかタイムパトロール的なゲームの要素が盛り込まれるのか。どんどんドラゴンボールがよくわからないものになっていく。ゲームの設定が本編に取り入れられるのだとしたら抵抗を覚えるが、しかし「超」が本編かと言うとそんなことはないので、別に構わない。どんどんよくわからなくすればいい。
それにしても「宇宙がいくつもある」という事で世界を広げておいて、ここに来て未来という要素を持ってくる節操のなさは気になる。「ドラゴンボールの世界には実は12個も宇宙があってぇ、悟空はその1つの宇宙で頂点を取ったに過ぎないんですね。」「フンフン、それで?」「だから、次のシリーズは未来のトランクスが再登場します!」……前後の脈絡がない。シリアスなのは楽しみだが、未来のトランクスはいい加減そっとしといてやれと思う。