今週も間延びしているドラゴンボールZ #175

二度生き返れなくなったと聞いた悟空が「オラ達が死ななきゃいいんだろ」と言ったのは、今思うと死亡フラグだったのか。さすがにもう、この時点で悟空が死ぬ事は決まっていたはずだ。ドラゴンボールを復活させたのも、悟空が最後に残した遺産と考える事もできる。着々と作品を終わらせる準備が整っていたが、終わる事は許されなかった。
ただセル編で終わっていれば、ドラゴンボールは今日のように子供向けコンテンツとして延々と生き残る事はなかったと思われ、大先生の生涯収入もケタが違っていたかも知れない。超サイヤ人のバージョンも少ないし、フュージョンもない。暗黒魔界という、今カードゲームか何かで散々にいじくられている要素もなかった。暗黒魔界どころか、界王神すら存在しない。ブウ編で世界観や設定が大幅に(子供向けに)広がったから、大先生が関わらなくても存分に作品をもてあそぶことができるようになった。
さあいよいよセルとの戦いというところで、サタンの弟子が続々登場するらしい。圧倒的なまでのザ・引き延ばし。でもそのためにキャラクターをデザインして脚本に取り入れて絵コンテ描いて声優を起用して演技指導して効果音とか足して選曲とか撮影とか色々してるわけだしょ。大変ですね。大人って。