今週も間延びしているドラゴンボールZ #167

カプセルコーポレーションでのひとときが長々と描かれる。チャオズクリリンに敬語なのもおかしいが、クリリンヤムチャにタメ口なのはもっとおかしい。後半では敬語に戻っているからわけがわからない。前半は独り言とも取れる微妙さはあったが、相手の言葉を受けて発する言葉なのだから、やはり敬語であるべきだろう。
セルゲームのために修行しようとするヤムチャクリリンに、いちいち突っかかって悪態をつくベジータ。それだけならまだしも、更に口ゲンカにまで発展する。今更戦力になるつもりのクリリン達にも、それに突っかかるベジータにも違和感しかない。
テレビ局に来たセルが最上階へ行くまでの間、様々なスタジオを通過し、その模様が複数のチャンネルに映し出されていた。全部生放送なのかよ。昔のテレビじゃあるまいし。もっともドラゴンボールの時代は「むかしむかし」ではある。NHKが総合と教育で別の番組を同時に生放送をしているという事はあるかも知れない。BS3チャンネル含め全て生、ということはさすがにあるまい。セルが最初に現れたのは、亀仙人が見ている例のエアロビ番組で、インストラクターの股の間から出て来ていた。ギャグの要素が濃くなり、スタジオで殺戮を繰り広げる残虐性は薄れていた。
前半戦う気だったヤムチャが、突然「こんな奴に誰が勝てるんだ、ベジータもトランクスも勝てなかったんだぞ」と言い始めた。原作準拠の部分との整合性がえげつない。