今週も間延びしているドラゴンボールZ #155

アニメではセルの破壊する島の数がかなり増えている。あんな丁度いい感じのサイズの島が都合良く何十個もあるだろうか。
ベジータが気合いを入れるだけで一話が終わった。原作も似たようなものか。マッチョ具合も割増されている気がする。パワーアップしている最中は明らかに隙だらけだ。「この隙に攻撃しろよ」とも思うが、ドラゴンボールの戦いは単純な殺し合いではなく、プライドの戦いでもある。相手の全力を叩き潰してこそ意味がある。セルにとっては、ベジータ如きが気合いを入れている間に攻撃する事などプライドが許さないし、ベジータもまた自分の力に圧倒的な自信があるがゆえに、セルが戦闘力を上げるのを阻止するわけにはいかない。こういったプロレス要素を排除した、戦闘力が上がる前や変身する前に倒そうとするような戦いも見てみたい気もする。それはドラゴンボールではないか。
ベジータフリーザ2に奇襲したのは余裕のなさの表れで、トランクスが変身中のセルを攻撃したのも同様の理由だろう。いわば奇襲は格下にのみ許された戦法だと言える。そういえば悟空はリクームが技を出す前に倒していた。まあ、そういう事もあるね。うん。