零 〜月蝕の仮面〜 11日目

+1時間10分

次々と怨霊が襲いかかってくる。ゲームオーバーにはならないものの、怨霊が徐々にという以上の勢いでタフになっている。一階のロビーに出て来た霊とはかなりの長期戦になった。フェイタルフレームを狙わずチマチマ削る戦法だから仕方ない面もあるが、麻生は攻撃用の強化レンズを持っていないのも難点だ。ちまちま削りつつ霊力を貯めてドンという戦法が使えない。もっとも強化レンズも鍛えなければさほど意味がなく、強化アイテムは極力水無月に使いたい。どのみち長期戦は避けられない。

カメラはなかなか鍛えられない。3人別の武器を使っているということもあるが、強化アイテムの集まりが悪い。時折発生するアイテムは必須イベントではなく、ランダムで発生していると思われる。意味のない探索を繰り返せば手に入りやすいのかも知れない。そんな手間のかかることはやってられない。願わくばミッションモードで稼げることを祈る。もし稼げるなら、2周目を始める前に徹底的に鍛えたい。

洞窟の奥に進むと、最終ボスのオーラ丸出しの敵が出現。ここで最終戦のはずがない。麻生がやられて終了かと思っていると、普通にダメージを与えられた。こちらが攻撃を受けても即死もしない。つまり前哨戦に過ぎないということだろう。シャッターチャンスでの攻撃でも半分くらい体力を削れた。あまり大した敵ではなさそうだ。しかしメニューを開くのに手間取っている間に殺された。

再挑戦。最初はダメージを与えやすいものの、一度ダメージを与えると至近距離にワープしてきて攻撃も回避もする暇がない。リモコンを振っても回避できない。即死しないだけマシとはいえ、何度も攻撃を受け続けイライラが募る。小回りが利かないから近付かれると戦いにくい。スピードも遅く、逃げ切るのも難しい。

ほぼ偶然撮影に成功して勝った。体力の少なさにも助けられた。水無月の時は即死、自動回復、体力膨大なのだろうか。操作しづらくなっている分慈悲が欲しい。

謎のショートカットの女は「海夜」だった。誰やねん……。ここに来て初めて聞いた名だ。クッキリして靴の音さえ聞こえるから人間だと思いきや、そうではなかった。その後出てきた朔夜も、怨霊の割には実にクッキリしている。第2作の樹月みたいなものだろうか。海夜は麻生の記憶などが移った、ロックマンDASHでいうデータのような存在か。他にもそんな話あったな。アークザラッドのちょこか。

朔夜に襲われて終了。最終ボスは合体麻生なのか、朔夜単体か。やはり亞夜子はかませ犬に過ぎなかったのか。立花千歳ポジションなのかも知れないが、それにしてはエピソードが個性的だった。今までの最終ボスと共通する要素が少なく、生前から加害者だったから、冷静に考えれば最終ボスの要素はない。

水無月ルート。刑事が最終章ということはあり得ないから、水無月は更にもう1回あるということになる。次で刑事が終わり、次の次で最終章だろうか。月だから15章のような気もするが、もう麻生編はないだろう。

水無月はひたすら洞窟を探索する事になった。その際やたらと島民が出てくる。ストーリーの進行に合わせて無駄に強靭になり、なかなか倒れない。背後に現れるという演出後に戦闘になったから逃げられないかと思えば、移動していく内に勝手に消えた。その次に出てきた女島民も、同様に逃走できた。時折出てくる最終ボスも少し移動すると消滅。殺す気が感じられないが、洞窟そのものはなかなかの長さだった。

初めて見る建物に着いたところで終了。あと6章もあるはずがない。それどころか今回で終わりそうな気配さえ漂っている。今更病院や新館には戻らないだろう。今までなら、洞窟の手前まで来ては再び屋敷に戻り、今度こそ洞窟だと思ったら別のキャラクターに切り替わったりと、なかなか洞窟の内部には行けなかった。最初こそ同じような場所を行ったり来たりしていたが、今回は屋敷中を巡るお使いイベントがない分、単調さは感じられなかった。当然その分プレイ時間は短くなっている。PS2の零は、1周目のクリアに15時間くらいかかっていたはずだ。