零 〜月蝕の仮面〜 3日目

+50分

子供から奪った仮面を食堂に戻し、麻生記念室にある扉の封印を解いた。そこには先に島へ入った知人(名前未詳)がいた。序章の操作キャラが早速死んで怨霊になっている。怨霊になるのはそれほど早いものなのだろうか。その辺にまだ死体があるんとちゃいまっか。あまりにあっけなく死んでいるが、先に入った、しかも主人公の知り合いが序盤で死ぬというケースは今までになかった。第一作の兄とは生きて再会する。第二作は姉としばらく行動する。生還するエンディングもある。第三作は基本的には全員生還する。それに引き替え、このスピーディな死にっぷりには驚いた。

死ぬのもスピーディだが、攻撃もスピーディだ。敵がどんどん強くなっている。とうとうゲームオーバーになってしまった。一発のダメージが大きい。回復アイテムもすぐなくなる。イージーにすれば良かった気もする。しかし新鮮な気持ちでプレイできるのは一周目だけだ。二周目以降は作業的な要素が強くなってくる。いきなりイージーにするのはやはり抵抗がある。序盤からこの難しさは苦しい。もはや不安ではなく、実際に困難に直面している。

今までのシリーズより明らかに難しい。攻撃に耐えられる回数が少なすぎる。序盤に攻撃2,3回で死ぬというのはシビアな設定だ。リモコンの振りが遅いからか?必死に振り回すの恥ずかしいんですけど。しかも本棚があるせいで部屋が狭く、霊も捕捉しにくい。序盤から霊が地の利を活かしすぎだ。もうちょっと公平に戦って欲しい。本棚の本まで落としてくる。緋村剣心かよ。操作に慣れないせいか、単に霊が素早いせいか知らないが、カメラを構えても撮る前に攻撃されてしまう。

5回は殺された。こうなるともうホラーゲームではなく、ただのアクションゲームである。恐怖よりもイライラが勝る。回復アイテムは高額で、下手に買っているとこの先本当に行き詰まる恐れがある。勘違いしていたが、キャメラの強化にポイントは必要ないらしい。前作までと違って、強化は石でのみ行え、ポイントはセーブポイントでの買い物のみに使うようだ。クリア後の特典などがどうかはわからないが、それはクリアまでは関係ない。

だとすれば貯まったポイントでフィルムや回復アイテムを遠慮なく買った方がいいということなのか。それを前提に調整しているのかも知れない。ただこの段階で使うべきでないということに変わりはない。だいたい今のポイントを全て使っても、万葉丸5個くらいしか買えず、大して有利にならない。強力なフィルムはまだ買えないようだ。

怨霊は戦闘開始と同時に突っ込んでくることがある。ちょっとでも素早い動きをされると、もう対処できない。しばらく戦う内に、霊の方向が画面に示されている事にようやく気付く。これで多少は戦いやすくなった。フェイタルフレームは狙わず、霊力が貯まる度攻撃した。結局その方が確実だ。スコアがアイテムを買うためだけのものなら、今無理して貯める必要もない。御神水を使ってようやく撃破する。どう考えても、ゲーム全体から見ると弱い部類だろう。それにこの苦戦だ。この先どうなるのか。

知人霊を倒すと章が終わり、次の章に移った。先程倒した霊がまだ人間として生きている。時間が戻ったらしい。その知人と同行したキャラクターを操作することになった。時間の順番がバラバラな上キャラクターも変わっていくのか。前作は3人も操作キャラがいながら、屋敷の中で合流しなかったことが不満だった。夢の中だから仕方ないとして、今回は物理的にちゃんと存在する屋敷なのだから、せめて見かけるくらいはして欲しい。それとも今操作する麻生ももう死んで怨霊になっているという落ちなのか。

合流して交替できるようなシステムにしろとは言わないが、せっかく同じ屋敷に入ったのだから、何かしら欲しいところだ。二人で行動できる第二作からプレイしたせいで、他の作品にそういう要素がないと物足りなく感じる。第二作には常に会話できる善良な霊もいた。外も移動できるし、今思えば独自の仕様が多かった。

麻生の持っているキャメラは先程まで操作していた水無月のものとは別で、仕様も異なるようだった。どこがどう違うのかはよくわからないが、手に入れていた強化レンズは持っていない。他の要素は引き継いでいる。

水無月編では開いていた扉が悉く閉まっている。それを麻生が頑張って開いたから、水無月が何不自由移動できるということなのか、ただのゲーム上の都合なのか。仮に麻生が開けたからということなら、水無月編で閉まっていた扉は全て閉まっていることになるが、麻生記念室には入れた。あまり関係なさそうだ。麻生と水無月って、ときメモ2で仲悪い2人組と同じですやん。

事務室っぽい場所で看護婦と戦闘。倒したかと思ったら、顔が歪んだ状態で復活。他の霊に比べると戦いやすく、見晴らしの良い部屋ということもあり、それほど苦戦せずに勝った。霊リストでは変化前と変化後で分けて登録され、変化後の解説文には「咲いた白槻冬子」とあった。言葉の意味はよくわからんが、とにかく咲いて良かったな。