今週も間延びしているドラゴンボールZ #123

本来10分で済むものを20分にするために、色々な描写を足しているという印象を受けた。

ドクターゲロを今の内に倒しておけばいいというブルマの提案に対し、戦ってみたいから嫌だと悟空達が拒絶。ヤバイ独裁者みたいだと言いながらもブルマは結局泣き寝入りする。主人公ないしその一味が絶対的に正しいかのような描き方をする作品もあるが、ブルマにこういう事を言わせるのは、作家にバランス感覚があるからだと思う。地球と戦いを天秤にかけて、躊躇なく戦いを選ぶ悟空達は確かにヤバイ。

3年間の修行はベジータとピッコロだけが爆発的に成長し、それ以外は大して変わっていないように見える。戦力外チームは変わっていてもわからないからともかく、孫親子は強くなっているのか。結局精神と時の部屋での1年足らずで爆発的に強くなるわけで、この3年間はほぼ意味がなかったと言える。もし爆発的に強くなっているとするなら、人造人間19号と20号がフリーザより段違いに強いと考えるしかない。心臓病で弱っていたとはいえ、強くなった悟空があれだけ果敢に攻めても倒しきれないのだから、フリーザより弱いと考えるのは難しい。

何にしても話の都合と展開によって、キャラクターの強くなるスピードが全く違うのは確かだ。