今週も間延びしているドラゴンボールZ #117

掻い摘んで言えば、引き延ばしのために登場させたマロンを処分する話だった。
亀仙人が緊急事態と称して、チチ親子やブルマ、ヤムチャ他を呼び寄せる。緊急事態とはウミガメの1000歳の誕生日の事だった。アニメだけの設定だと思うが、カリンより年上か。神よりも年上かも知れない。

亀仙人天津飯を呼んでいないところがいい。きっと日常生活レベルでの付き合いはない。GT以後の天津飯はパーティーなどに顔を出すようになっているが、あいつはそんなんじゃねんだ。呼ばないと登場させられないから仕方ないのは重々承知ながら、やはり性格上来ないであろう人物が来る事には違和感がある。

巨大ケーキには1000本のロウソクが灯され、猛烈な炎を上げていた。その光景に誰もツッコミを入れないことでシュールさが増し、面白くなっていた。

マロンが出てきて以来、ブルマとチチはすっかり年増扱いのキャラクターになり、不毛な口論をするようになった。原作ではそれほど接点のないブルマとチチだが、口論していてもあまり違和感がないのは不思議だ。自分の方が年下だというチチに対し、ブルマが私は所帯やつれしていないと反論するあたりは現実にもありそうな内容だったが、「所帯やつれ」なんて言葉初めて聞いた。チチが年下というイメージがないのは確かだ。

マロンの処理方法は、恋人を幸せにできるという海中の宝石の入手に失敗したクリリンが自信を失い、自分から振るという形だった。マロンが結婚してもいいのにと好意を見せるも、クリリンが言葉を咀嚼せずにそれは無理だと答えた結果、マロンも諦めてさっさと近くにいた男に言い寄るという落ちだった。

この半端な別れ方のせいで未練が残り、将来18号との間にできた娘にマロンと名付けるわけか。おぞましい話だ。あくまでアニメでは。次回から原作ベースの話に戻るようだ。今回の話は本当に後始末だったわけか。