今週も間延びしているドラゴンボールZ #114

ミスターポポと一緒に走る神の姿勢が、必死な感じで面白かった。

ガーリックの部下がマッチョ化。悟飯とクリリンは劣勢になっていたが、クリリンが天界から落とされた怒りで悟飯が二人を一気に倒していた。結局あっさり倒すなら、パワーアップ前に倒して良かったんじゃないかという気がせんでもない。怒ればフリーザをも苦戦させる強さになるのだから、部下クラスを一瞬で葬るのは当然であり、その当然の描写があると気持ちいい。

一方ガーリックに負けたかと思われたピッコロは、またも「この程度でやられるか」と言い復活。何回「嘘でした」をやる気だ。後の超サイヤ人やセルのような巨大化でガーリックを圧倒した。曰くガーリックの巨大化はパワーが増した分スピードが落ちているという。完全にセル編の展開を先取りしている。

巨大化でスピード云々という展開を、原作を知らずに先取りしていたら凄い話だが、33巻分の掲載号は91年の夏の合併号からで、ガーリック編の放送は91年9月頃。びっみょ〜〜〜〜〜〜だな。アニメの製作スケジュールを知らないから何とも言えないが、漫画が掲載の1ヶ月前にはできていることを考えると、巨大化でスピードが落ちるという原稿は6月頃には完成していたはずで、「下書きをアニメの製作現場にFAXで送っていた」という逸話を踏まえると、アニメの脚本家は原稿完成よりも早くその設定を把握していても不思議はない。アニメの製作が3ヶ月以上前というのでもなければ、原作の展開を取り入れた可能性はある。