今週も間延びしているドラゴンボールZ #105

最長老の死が長めに描かれていた。原作では口頭だけだったムーリへの最長老の交替も、力の継承という要素が加わり説得力が増した。そんなに大した接点もない悟飯が、過去を思い返して悲しんでいた。

ナメック星が舞台に戻ると、悟空のエネルギーで蘇生したフリーザが過去を延々と振り返っていた。その充実した振り替えっぷりは総集編と言っていいレベルだ。ほんの少し前の話の事も丹念に振り返った後、例の「オレに殺されるべきなんだ」発言が飛び出て返り討ちにあった。

なんでこれで生きているのだろう。後でフリーザがあっさり殺されるというのもインパクトはあったが、ここで本当に死んでいた方が、フリーザというキャラクターの尊厳は守られていたと思う。まさかほんの数週間後に復活して、知らないお兄さんに真っ二つにされると誰が予想しただろう。今の漫画はどちらかというと、過去の敵が再登場する時はかませ犬ではなく、むしろ不自然にパワーアップしている事が多いと感じる。