今週も間延びしているドラゴンボールZ #92

界王拳20倍かめはめ波の余波で、ブルマとギニューは遠くに吹き飛ばされたらしい。これで悟飯達とブルマが一緒にいるという、本来あり得ない状況は強引に解決されたわけだ。引き延ばしのために物語をねじ曲げ、さらに物語をねじ曲げて本来の方向に戻している。嘘に嘘を重ねてたら一周して本当のことを言っちゃうみたいな感じか。何その感じ。

悟空は突然ベジータの亡霊と話し始めた。ベジータは何故か悟空の父親がバーダックであることを知っていた。ラディッツにでも聞いたのか?そんなことに興味があるとは思えない。亡霊が話すような世界観でもないだろう。あの世から界王を通して話すのならともかく、大した理由もなく亡霊なんかを出さないで欲しい。

あの世では、界王星にギニュー特戦隊がやって来るという、これまたまったくもって意味不明な展開になった。善人が死ぬと物言えぬ魂となり、悪人が死ぬと肉体を与えられた上地獄から自由に界王星へも行き来できるらしい。善人で肉体を与えられるのは、神々と仲の良い一部の者達だけだ。悪人の方が得をしてないか。苦痛を与えるために肉体を与えていると考えると、少し深い気もする。いや、そうでもないな。肉体からも解放された状態の方が、悟りに近い境地にあると言えるのかも知れないが、ぼかぁ肉体はあった方がいいです。