パズルの如く、後から出した概念を過去のものに当てはめていく作業が創作には付き物だ。「老界王神を封じ込めたのはビルスでしたー」「サイヤ人を滅ぼすよう指示したのはビルスでしたー」がそれに当たる。フリーザは本来、サイヤ人が徒党を組んで反旗を翻すこと、さらに力を付けたサイヤ人が超サイヤ人になることに不安を持ち、サイヤ人を滅ぼしたことになっていた。ところがそれが実は口実で、本当はビルスに命令されたからということらしい。ふ〜〜〜ん……。う〜〜〜ん……。
現在、フリーザは超サイヤ人ゴッドも知っていたという設定にすり替わっている。昔からそういう伝説があったことになる。しかしビルスもウイスもゴッドは知らない。ふ〜〜〜ん……?
クリリンが18号に敬語で喋っていて不安になったが、ただの気まぐれのようで安心した。如何に自分がこの作品を信頼していないかよくわかる。「きっと恐妻家だから敬語だろうな」と、過去を無視してイメージだけでやりかねないと思っている。
ビンゴ大会まで行われるようで、焼き直し感がマジ半端ないレベルだ。滅多に映画なんて見ないのに、珍しくお出かけして映画を見た答えがこれか。映画を見なかった方が面白かったんじゃないか。この先の展開知ってるし……。まあプロがやってることだから、「なーんだ映画と同じか」という視聴者がいることは想定済で、途中でストーリーを変えてきてびっくりさせようとしているのだろう。きっとそうだ。