今週も不安なドラゴンボール超 #02

界王星の料理はどこから運ばれてきているのだろう。出前なのか、界王が作っているのか。

ベジータが遊園地に連れて行くという約束を果たすという話だったが、ベジータはセル編の頃を彷彿させる面倒臭い性格になっていた。ブウ編の時点で、すでにそういう面倒くささはある程度取っ払われていたのではないだろうか。だからこその「遊園地に連れて行ってやる」という発言だったはずだ。あれはトランクスをやる気にさせるために無理して言ったというより、ごく自然に言っていたような印象だった。あまり壊しすぎるとキャラ崩壊だと喚き、昔のイメージに戻ると「そこまで意固地じゃない」。面倒臭いファンと思われるかも知れない。面倒臭くねえよ。だってベジータって、人造人間編の序盤からバーベキューしてたんだぞ。今更行楽で暴れるか?

「超」は、少なくとも「神と神」の後の話だと思っていた。復活のFはまだ商業展開中だから、ネタバレができないといった制約があるはずだ。ところがビルスウイスが「神と神」と全く同じやりとりをしていたり、ビルスが予知夢を見ていたと言っていたりして不安を抱き、最後に「超サイヤ人ゴッド」という言葉を口にしたことで、確信に変わった。

これは神と神の焼き直しだ。なんで焼き直した?焼き直す必要があるか?「不安な」というタイトルが的中して残念だ。映画をテレビアニメ化だから、焼き直しの上引き延ばしだ。制作費もケタが違うレベルじゃないだろうか。アニメから映画と、映画からアニメは意味合いが違う。アイドルがAVデビューするのと、AV女優がアイドルデビューするくらい違う。たとえが適切ではなかった。市会議員が国会議員……もういいか。

GTは少なくとも一年半オリジナルエピソードだった。出来はともかく、挑戦はしていた。焼き直しはあかんなあ。他の人はどうか知らんが、焼き直しほどがっかりするものはない。単純なリメイクの方がまだいい。るろうに剣心も思いっ切り焼き直しをしていて、よく意味がわからなかった。広辞苑の「焼き直し」の項目には、「他人の作品や自分の旧作を多少変えて新作めかして発表すること」と書かれている。「多少変えて新作めかして発表」というのは辞書にしては敵意を感じるイヤな言い方だが、多少変えて、新作めかして発表。まったくの事実だ。