今週も間延びしているドラゴンボールZ #77

誰も死なないと言われるドラゴンボールも、人格の消失という意味ではネイルは間違いなく死んだし、神様や最長老も死んでいる。寿命だった最長老はともかく、神やネイルは死んだのではなくピッコロの一部になったわけだから、この世にもあの世にも存在せず、生まれ変わることもない。ドラゴンボールを持ったナメック星人でも、同化は本来避けるべき緊急手段であろうと思う。

ベジータのセリフが原作から少し変わり、「必要に応じて姿を変える変な奴」と「変な」が付け足されていた。サイヤ人も変えるよな?な?な?サイヤ人ほど姿の多い種族もいない。フリーザもびっくりだ。黒髪のサイヤ人が「オレはあと7回の変身を残している」と言っても嘘ではない。大猿、超サイヤ人、マッチョ1、マッチョ2、自然体超サイヤ人(ただの超サイヤ人と同じ)、超サイヤ人を超えた超サイヤ人(2)、超サイヤ人3、極めたサイヤ人(悟飯)で7種類か。アニメや劇場版を含めると、超サイヤ人もどき、白目超サイヤ人超サイヤ人4、超サイヤ人ゴッド(いわゆる神)……とどんどん増えていく。

悟飯の覚醒は他人から与えられた力であって、普通のサイヤ人が鍛錬した末にあの境地に辿り着けるかどうかはわからない。個人的にはあれこそがサイヤ人の究極形態であって欲しかったが、続編が作られ悟飯が完全な雑魚になった以上、あれは「勘違い究極形態」と名付ける他ない。そんなはずぁねーんだけどなー。悟飯最強説を持て余して尻ぬぐいすら放棄するなら、あんな展開しなきゃよかったのに。マッチョ化はスピードが落ちるからノーマルの超サイヤ人が一番いいという回り道を経たが、実は超サイヤ人になる必要さえなかったという結論はすごく好きだった。でも、否定されちった。