今週も間延びしているドラゴンボールZ #49

悟空やブルマのオリジナルシーンが度々挿入される。彼等の状況はほとんど変わらないわけだから、同じような事を何度も繰り返す事になりそうだ。オリジナルは基本的に歓迎していないが、今回の入浴シーンのような類は大歓迎だ。ダブルスタンダードではない。エロは全てに優先する。

ベジータドドリアの戦いは一切引き延ばしをせず、あっさり決着が付いた。非常にテンポが良い。オリジナルのシーンをかなり足してはいるものの、原作のシーンのテンポは損なわれていない。原作のシーンそのものが引き延ばされるようになると大変辛くなる。サイヤ人との戦いでも、カメハウスのシーンが足されても、戦いそのものはそれほど引き延ばされてはいなかった。物語が複数の場所で展開しているからこそ可能な事だろう。フリーザとの戦いになると、戦いそのものを引き延ばさざるを得なくなる。

どちらも悪役のやりとりは心地よい。正義の味方が関わると一方が甘っちょろくなり、その甘さを突く悪役が如何にも「さあ私は悪役ですよ視聴者の皆さん私を恨みなさい」とでも言わんばかりの描かれ方になってしまう。

「悟空とベジータ、二人が激突する日は近い」というナレーションが入っていた。実際に二人が戦うのは魔人ブウ編だろうか?随分遠い。だが原作ではせいぜい3年程度。クロロとヒソカの決闘は10年以上先延ばしにされ、今更描く気も感じられず、いずれ描かれるであろうゾロと鷹の目の決闘は20年後でもおかしくない。人間50年である。もうちょっと急ごうか。