今週も間延びしているドラゴンボールZ #44

気絶してる時にブルマの意識の中を覗いていたのは良いとして、あれを幻覚の一言で済ませられて「なあんだ幻覚だったのか」ではなかなか納得できない。幻覚にしては壮大すぎる。再三言うが、眠っていたのならともかく、ブルマ達は目覚めて行動していた。意識の中を覗くのですら、原作では神や神の修行を受けた者(悟空)が使える特殊能力だというのに、このチンピラ宇宙人は格上の相手に白昼夢を見せるほどの超能力者なのか。グルドより凄くないか。

ドラゴンボールやナメック星の事すら把握していた宇宙人が、宇宙船の開け方一つ知らないのはご都合というか、ブルマの意識を覗いたら、まずそこが一番に読み取れるんじゃないか。最近覚えた事なんだから。

幻覚を見せた理由は特にないようだった。目的は宇宙船だが、宇宙潮流とかいうものですぐには宇宙に飛び立てないから、その間の暇つぶしだったという。もうそれはもはや、「引き延ばさないと原作に追いつくから」という理由以外には考えられない。このチンピラは暴力を好まず、直接のバトルシーンはほぼなし。その点は新鮮だった。だが尚更宇宙人が幻覚を見せた理由がない。

ニセナメック星を発つとあっさり本物のナメック星に到着し、フリーザの顔見せまでも終わった。早い時はとことん早い。登場人物が限られている状況で、どうやって引き延ばすのか興味がある。