今週も間延びしているドラゴンボールZ #25

天津飯が原作と違ってすぐ気功砲を撃たず、悪あがきをしていた。既に大ダメージを負って、動きの低下した天津飯に悪あがきをさせるのは酷だ。原作では動く体力がなかったからこそ、命を賭して気功砲を撃ったのだろう。「気迫だけで動いている」と亀じいが解説していたが、ドラゴンボールの原作世界では根性だけで何とかするような事は少なかったように思う。少なくとも、ど根性や仲間との絆、背負うものの重さとかいうフワフワしたもので回復した試しはなかったはずだ。その代わりデンデやシェンロンといった具体的な存在が回復してはいる。

戦いを中継しているマスコミの背中に「AHO」と書いてあった。こういうシリアスな場面でちょけられると笑ってしまう。何だAHOって。このところちょくちょくマスコミのシーンが入ってきて鬱陶しいと感じていたが、そのもやもやもAHOで吹き飛ばされた。

ピッコロとクリリンが分身。愚策にも程があると思うが、当然ながら何の役にも立たずあっさりやられていた。何の意味があるのかといえば、時間稼ぎなのだろう。来週も3時間の休憩中に、躊躇無くオリジナルエピソードが挿入されるようだ。キャラクターが多く、複数のことが同時進行している作品なら引き伸ばしも少しは楽だろうが、既に戦いが始まっていて、他に何もないから難しいのだろう。悟空も全力で飛んでいるところだから、寄り道をさせるわけにもいかない。