今週も間延びしているドラゴンボールZ #14

まだ界王星にすら着かない。もうオリジナル話に入ってから二ヶ月近く経っている。再放送とはいえ週一本のペースだから、当時の感覚をそのまま味わえる。なかなかの辛さだ。
蛇姫を見た悟空が「可愛いなぁ!」と言っていた。え?え?な、あ?え?え?かわいい?悟空が?ビーデルすら女かどうか断言できなかった悟空が?その10年くらい前に?蛇姫を?かわいい?え?ん?んん?スタッフさん?悟空のキャラが、ブレてますよ?「5年経って女も知ったんだからもう女好きだろ」ってか?ものすごい違和感だった。この後悟空は界王星に着いた時、界王のダジャレをお世辞で笑うことになるが、かなり無理をしていたように見える。ところが女に対しては可愛いとナチュラルに言えてしまう辺り、あれは本音ということだろう。悟空もませたものである。
界王星への道のりはまだまだ遠いそうだ。すごいな……ほんとにすごい。まだ着いてもないという絶望感がすごい。着いてからが本番だというのに。何だろうか。同じオリジナルでも、少年編ならまだ見られる気がする。オリジナルを違和感なく挿入する余地があるからだろう。Zは一箇所に留まって地道な修業を経て敵と戦うというパターンが多く、敵とぶつかる前にオリジナルを挟むと待たされている感覚が強くなるし、かといって敵と戦い初めてから引き延ばされるのも辛い。どう転んでも地獄だ。